「Unity 7」が発表。シェーダービルドが最大90%高速化、Unity 6から再構築なしで移行可能

「Unity 7」が発表。シェーダービルドが最大90%高速化、Unity 6から再構築なしで移行可能

2026.07.21
ツール・開発環境ニュースAIUnity
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※ 2026年7月21日(火)追記

CoreCLR、パブリックAPI、Surface Cache GIの情報を追記しました。

この記事の3行まとめ

  • ゲームエンジン「Unity 7」が発表。12月に早期ベータ開始、2027年第1四半期に正式リリースを予定
  • Unity 6から再構築なしで移行可能。無償のMCPでコーディングエージェントを直接接続できる
  • CoreCLRベースのコアでPlay Modeが高速起動。シェーダービルドは最大90%高速化

Unity Technologiesは2026年7月21日(火)、韓国・ソウルで開催されている年次開発者カンファレンス「Unite Seoul」にて、「Unity 7」の計画を発表しました。

12月に早期ベータテストを開始し、正式リリースは2027年第1四半期を予定しています。

Unity 7 announcement

Unity 6から再構築なしで移行可能

Unity 7」は、次世代オーサリングプラットフォームと位置づけられたゲームエンジンです。同社が発表の背景として挙げるのは、クリエイターとコーディングエージェントから成るチームが、それぞれの役割を問わず、ともに作業するようになったという、ゲーム開発環境の変化です。

Unity 7では、Unity 6からの移行に際して再構築が不要な、破壊的変更のないアップグレードが可能と発表。新しい言語を学ぶ必要はなく、既存のプロジェクトやコードはそのままUnity 7へ引き継がれるとしています。

(画像はニュースリリースより引用)

CoreCLRベースの新コアで高速化。「Fast Enter Play Mode」はUnity 6.6以降でデフォルト化

制作環境では、.NETランタイムのCoreCLRを活用して刷新されたコアにより、開発パイプラインが高速化。Play Modeの高速起動や、変更されたコードのみを対象とするドメインリロードが盛り込まれ、シェーダービルドは最大90%高速化されます。

あわせて同社のXでは、Play Modeへの移行を大幅に高速化する設定「Fast Enter Play Mode」を紹介しています。CoreCLRへの移行に向けた取り組みの一環で、Unity 6.6以降では新規プロジェクトのデフォルトになるとのこと。

「Unity CLI」+パブリックAPIで、エディタを開かずに制作へ参加できるように

新しいCLI「Unity CLI」とパブリックAPIによって、Unityエディタ本体を開かなくても、それぞれ使い慣れたツールからアセットの検証やビルドのプッシュを行えるようにもなります。

Introduction to the new Unity command line interface (CLI)

この「Unity CLI」については公式ブログで詳細が公開されており、Unity 6.0 LTS以降に向けたベータ版も提供されています。

単体バイナリの「unity」コマンドとして動作し、エディタのインストール・管理や認証などをターミナルから実行可能。実験的パッケージを導入すれば、起動中のエディタや開発用PlayerビルドをローカルAPI経由で操作できるほか、任意のC#コードをリコンパイルなしに実行して結果を受け取れます。

ベータ版として提供中の「Unity CLI」ターミナル画面(画像はUnity公式ブログより引用)

これらのコマンド群はAIエージェントから呼び出せるツールとしても機能しています。

(画像はUnity公式ブログより引用)

CLIから起動中のエディタ・Playerを操作するデモ(画像はUnity公式ブログの動画を切り出したもの)

こうしたエージェントとの接続には、無償提供されるMCP(AIエージェントを外部ツールと接続するためのプロトコル)も用意されており、コーディングエージェントをUnityへ直接接続できるようになるとしています。

パブリックAPI側では、制作パイプライン全体をクラウドで接続する新しいAPI・サービス群のクローズドベータを受付中。申し込みは公式サイトから行えます。

WebダッシュボードやREST API、Unity CLIを通じて、アーティストやプロデューサー、QA、さらにAIエージェントも、エディタをインストールせずにレビューや投稿、自動化を行える仕組みです。

クローズドベータは無料で、一般提供は2026年11月に開始予定としています。

(画像はUnity公式サイトより引用)

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URP向け新機能「Surface Cache GI」など、グラフィックスも進化

グラフィックスも進化。ユニバーサルレンダーパイプライン(URP)向け新機能「Surface Cache GI」をはじめ、全プラットフォームでよりリアルなライティングと視覚表現が可能になるとしています。

なお、同社Xのポストによれば、ベイク不要のリアルタイムGIである「Surface Cache GI」は、Unity 6.7 alphaでプレビュー可能になっています。

こうしたグラフィックスの進化は、AIによるグラフィックス最適化にも一部支えられており、ニューラルアップスケーリングを備えた単一のレンダラーで、ハイエンドPCからモバイルまで幅広いデバイスで高品質なビジュアルを実現できるとのこと。

非圧縮テクスチャ(左)とニューラルアップスケーリング適用時(右)の比較(画像はUnity公式サイトより引用)

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AIエンジン「Unity Vector」やD2C IAPでマネタイズ支援

そのほか、Unity Adsに搭載されたAIエンジン「Unity Vector」もオーディエンスの拡大を支援し、より柔軟にマネタイズできるとのこと。あわせて、ネイティブのD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)IAPやノーコードのウェブショップにも発表で触れられています。

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なお、Unity 7は、Unity 6.x系のリリースを通じて段階的に提供されてきた基盤の上に構築。Unity 6の最新版にアップグレードすることで、Unity 7の機能の多くを先行して体験できるとしています。

詳細は、ニュースリリースおよび公式サイトをご確認ください。

Unity 7 のロードマップ、Unite Seoul で公開Unity CLIに対応:端末からUnityを管理

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