この記事の3行まとめ
- ニンテンドーシステムズ、CI/CD環境の開発・運用事例について解説した「SRE NEXT 2026」の自社講演で用いた資料を公開
- GitHub ActionsのSelf-hosted Runnerを活用してシステム基盤を構築
- 3名のエンジニアが他プロダクトと兼務しながら小規模チームで運用を効率化した工夫などについても語られている
ニンテンドーシステムズは、2026年7月10日(金)・11日(土)に開催された「SRE NEXT 2026」で同社が行った講演「GitHub Actions runnerの運用から見るニンテンドーシステムズのチーム体制」の登壇資料を公開しました。
月間60万件以上のジョブを処理する大規模な実行環境のアーキテクチャや、プロダクト横断的なチームによる運用効率化のノウハウが解説されています。
(画像はニンテンドーシステムズ公式サイトより引用)
ニンテンドーシステムズは、任天堂のネットワークサービス・システムや新規サービスの企画・開発・運用を担う企業です。
同社は社内ネットワーク内のシステム連携やIPアドレス固定の目的から、CI/CD環境としてGitHub ActionsのSelf-hosted Runnerを採用。月間で約62.9万ジョブ、時間にして約26,805時間を処理する大規模な基盤を運用しています。
アプリケーションのテストやビルド、デプロイだけでなく、インフラ構築ツール「Terraform」のパイプラインの実行や、Jira/Confluenceとの連携など多岐にわたる用途で活用しています。
(画像はニンテンドーシステムズ公式サイトより引用)
CI/CD基盤はAmazon Web Services(AWS)上に構築されています。稼働状況の監視はDatadogで行っており、EKS内のdatadog-agentによる直接的なメトリクス収集のほか、AWS Lambda経由でWebhookをメトリクス化してDatadogへ送信することで、ダッシュボードでの可視化とアラート通知を実現しています。
(画像は登壇資料(PDF)より引用)
運用体制については、3名のエンジニアが他プロダクトと兼務しながら横断的なCI/CDチームを組織。少人数での運用を効率化するため、HCP TerraformとGitHub Actionsを連携させた自動デプロイや、全ての利用者をSlackに集めて情報伝達・質疑応答を行うチャンネルを用意するといった工夫を行っています。
なお同社は今後の展望として、WindowsおよびmacOSのRunnerへの対応を計画しているほか、「Nintendo Switch 2」といったゲーム専用機を利用したCI/CDのサポートなどを進めていくとしています。
詳細は同社公式サイトに掲載されている講演資料をご確認ください。
「GitHub Actions runnerの運用から見るニンテンドーシステムズのチーム体制」ニンテンドーシステムズ公式サイト