この記事の3行まとめ
- Unreal Engine 5向けプラグイン「KawaiiPhysics」がv1.21.0にアップデート
- UE5.8に対応したほか、仮想ダミーボーンを用いてシミュレーション・コリジョン品質を向上できる機能などが実装
- プラグインの共通設定を変更する「ProjectSettings」の追加、導入方法や最適化方法をまとめたドキュメントサイトの公開などが実施された
おかず氏は2026年6月24日(水)、Unreal Engine 5(以下、Unreal EngineはUEと表記)用の疑似物理プラグイン「KawaiiPhysics」をv.1.21.0にアップデートしたことを発表しました。
(画像はGitHubより引用)
「KawaiiPhysics」は、キャラクターの髪やスカートなどの揺れ物を「かんたんに」「かわいく」揺らせることを特徴とする疑似物理プラグイン。
『ヨッシーとフカシギの図鑑』や『NTE: Neverness to Everness』をはじめとした、さまざまなタイトルで採用されています。(採用実績一覧)
また、「Kawaii Physics」が揺れものシミュレーションのプラグインとして幅広いゲームタイトルに採用された実績が評価され、おかず氏がCEDEC AWARDS 2026のエンジニアリング部門で優秀賞を受賞しています。
「KawaiiPhysics」公式PV
v1.21.0では、2026年6月にリリースされたUE5.8での利用に対応。
2027年末にアーリーアクセスの公開を予定しているUE6については現状サポートしていないとしつつ、今後を見据えて一部コードを修正していると述べています。
本バージョンの新たな機能として、隣接するボーン間に判定用のダミーボーンを挿入し、元のスケルトンを編集することなくシミュレーションやコリジョンの品質を向上できる「Bone Subdivision」が登場。
また、横方向のBoneConsraintに沿って同じくダミーボーンを挿入し、隣接する列の隙間を埋めて貫通を防ぐ「BoneConstraint Subdivision」も実装されました。
これらの機能により、キャラクターの足がスカートを貫通してしまうなどの問題を避けやすくなります。
「Bone Subdivision」の例(動画はGitHubより引用)
「BoneConstraint Subdivision」の例(動画はGitHubより引用)
加えて、同じアクタファミリー内で扱われているKawaiiPhysics関連ノード・コンポーネント間でコリジョン設定を共有できる「Shared Collision」の実装や、プラグイン共通の設定をまとめた「Project Settings」の追加など、多くのアップデートが実施されています。
また、今回のアップデートに際し、プラグインの導入方法や設定、パフォーマンス最適化などの情報をまとめたドキュメントサイトが公開されました。
同じアクタファミリー内でコリジョン設定を共有している「Shared Collision」(画像はGitHubより引用)
「KawaiiPhysics」は、GitHubおよびBoothで無料公開(※)されている他、Fabでの有料販売が行われています。
※ GitHubではSponsor機能、Boothではブースト機能および有料版(内容は無料版と同様)での購入を経た金銭的支援も可能
また、GitHubおよび、おかず氏のXにてリリースノートが公開されています。
詳細は、GitHubおよびおかず氏のXアカウントをご確認ください。
pafuhana1213 / KawaiiPhysics | GitHubUE5の物理プラグイン「KawaiiPhysics」v.1.21 のリリースノート | X