GoogleがAIモデル「Codey」を搭載したブラウザベースのIDE「Project IDX」を発表。多数の言語とフレームワークに対応し、マルチプラットフォームアプリの構築や管理が容易に

2023.08.11
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この記事の3行まとめ

  • Googleが新たなブラウザベースのIDE「Project IDX」を発表
  • PaLM 2でトレーニングした AI モデル「Codey」を搭載しコード生成API・コードチャットAPI・コード補完APIを利用可能
  • Flutter、Next.jsなどのフレームワークやJavaScript、Dartなどのプリベイク済テンプレートを使用した新しいプロジェクトを作成できる

GoogleはGoogle Cloud上に構築されたブラウザベースの開発環境「Project IDX」を発表しました。「Project IDX」はPaLM 2でトレーニングした AI モデル「Codey」を利用し、フルスタックのウェブ アプリケーションやマルチプラットフォームアプリケーションの構築・管理・デプロイがしやすくなっています。

PaLM 2は大量のソースコードデータセットで事前学習している大規模言語モデルで、多数のプログラミング言語のコードを生成できます。PaLM 2を採用している「Codey」ではC#・GoogleSQL・Kotlin・Swift・Pythonなどの言語のコード生成API・コードチャットAPI・コード補完APIを利用可能です。

「Project IDX」の新しいプロジェクトはFlutter、Next.jsなどのフレームワークやJavaScript、Dartなどのプリベイク済テンプレートを使用できます。また、近日中にPython、Goでもこうした機能の対応を予定しています。

(画像はGoogle for Developersブログより引用)

また「Project IDX」ではFirebase Hostingが統合されているため、数回クリックするだけでウェブアプリのデプロイが可能です。この他、近日中にWeb PreviewからAndroidとiOSのエミュレーターを直接利用することが可能になる予定です。

現在「Project IDX」は公式サイトでウェイトリストへの登録を受付中です。

詳しくは公式サイトまたはGoogle for Developersブログをご確認ください。

『Project IDX』公式サイト『Introducing Project IDX, An Experiment to Improve Full-stack, Multiplatform App Development』Google for Developersブログ

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