コロプラのオンラインゲーム開発・運営システム基盤を解説。バックエンドエンジニア向け研修資料が公開

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2026.10.09
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この記事の3行まとめ

  • コロプラ、2026年度の新卒バックエンドエンジニア向け研修資料と、研修内容の紹介記事を公開
  • 同社のオンラインゲーム運用を支えるコンポーネントやエコシステムなど、サービス基盤の全体像を紹介
  • App、Builder、GSといった専門用語の意味や役割を説明し、クライアントからのリクエストに対する応答プロセスなどを解説

コロプラは2026年10月6日(火)、同社の新卒バックエンドエンジニア向けに実施した研修の内容を紹介した記事を、自社のエンジニアブログ「COLOPL Tech Blog」で公開しました。

同社が開発・運用するオンラインゲームを支えるコンポーネントや、開発環境を取り巻くエコシステムなど、システム全体のアーキテクチャについて解説しています。

(画像はCOLOPL Tech Blogより引用)

同社が毎年実施している新卒研修では、前半にすべての職種に共通する研修を行ったのち、後半から職種ごとの専門性を深める研修へと移行します。

今回記事化されたのは、2026年度の職種別研修においてバックエンドエンジニア向けに実施された「オンラインゲームのシステム全体像」です。業務で頻出する「App」「Builder」「GS」といった専門用語にあらかじめ慣れてもらうことを目的に、サービスの全体像や各構成要素の役割などが解説されました。

なお、実際に研修で用いられたスライド資料がSpeaker Deckで公開されています。

(画像はCOLOPL Tech Blogより引用)

同社のゲームシステムは、主に3つの実行基盤で支えられています。『白猫プロジェクト』(※1)や『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』などが動作するVM(仮想マシン)環境に、『ドラゴンクエストウォーク』などが動作するKubernetes環境、そして『神魔狩りのツクヨミ』(※2)などが動作するCloud Run環境です。

※1 2021年11月29日(月)に配信されたバージョン4.0.0より『白猫プロジェクト NEW WORLD’S』に改題
※2 2026年4月22日(水)にサービスを終了

研修の序盤では、最も代表的であるとされるGoogle Kubernetes Engine(GKE)を用いた環境にフォーカスし、各コンポーネントの役割や、クライアントからのリクエストに対する応答プロセスを解説しています。

GKEを用いたKubernetes環境におけるアーキテクチャの全体図(画像はCOLOPL Tech Blogより引用)

項目ごとの役割やメリット、略して呼ばれている用語の正式名称などを紹介(画像はスライド資料より引用)

例えばプレイヤーが画面のボタンを押した際、ゲーム本体(Client)からのリクエストはLB(Load Balancer)を経由してAppへ届き、データの取得や更新が行われます。その後、必要に応じてDB(Database)やKVS(Key-Value Store)へアクセスし、処理結果を再びLB経由でClientへ返すという流れとなります。

また、プレイヤーへの応答とは非同期で動く処理にも言及。プロフィールやランキングの更新など即時性が求められない処理を担うQueue Workerや、期限切れアイテムの削除などユーザーの操作をトリガーとしない処理を実行するBatchなどを紹介しています。

同社では「Queue Worker」のことを「Queue」と呼称し、待ち行列を意味する本来の「Queue」にはRabbitMQなどを利用。このように、歴史的経緯により名前と実態が他社と異なる用語もあるとのこと(画像はスライド資料より引用)

そのほか、開発や運用を支える周辺のエコシステムについても紹介。

各コンポーネントにアクセスする際のハブとなる「踏み台サーバー」のBuilderをはじめ、サービスの状態を監視するMonitoringや、ログを一元管理するLoggingといった監視システムなどが扱われています。

管理用のWebアプリケーションが動作し、運営に携わる者が利用する拠点サーバーの1つ「Tool」。新卒エンジニアが最初に担当するタスクは、Toolの機能開発になることも多いという(画像はスライド資料より引用)

研修の後半では、同社のシステムアーキテクチャが現在の形に至るまでの変遷を解説しています。

2018年以前のタイトルはすべてVM環境で構築されていましたが、Appサーバーの台数調整やホストエラーの復旧対応、データベースの管理などをインフラエンジニアが人力で運用しており、多大な負担がかかっていたそう。

そこで、人力で賄っていた作業をマネージドサービスに移行する方針を立て、GKEやSpannerを導入したことで負担の大部分を解消できたといいます。

(画像はスライド資料より引用)

そのほか、GKE環境の運用で見えてきた新たな課題と、それらを解決するCloud Run環境の導入事例や、CI/CDの構成などについても語られています。

詳細は、COLOPL Tech Blogの記事をご確認ください。

【資料公開】2026年度 新卒研修「オンラインゲームのシステム全体像」を実施しました! | COLOPL Tech Blog

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