この記事の3行まとめ
- 『RPGツクールU2U』のプロデューサーレターで、スクリプトとプラグインの仕組みが公開された
- スクリプト言語は、Robloxが開発した「Luau」。MV/MZ向けプラグインを使用する際は移植が必要
- ゲームを拡張する「Runtimeプラグイン」に加え、エディタ側を拡張する「Editorプラグイン」にも対応
Gotcha Gotcha Gamesは2026年10月5日(月)、開発中のゲーム制作ツール『RPGツクールU2U』について、スクリプトとプラグインの仕組みを紹介するプロデューサーレターを公開しました。
『RPGツクールU2U』紹介トレーラー
『RPGツクールU2U』(以下、U2U)は、Gotcha Gotcha Gamesが開発・提供を行うゲーム制作ツール『RPGツクール(RPG Maker)』シリーズの最新作です。
U2Uはスクリプト言語として、Lua 5.1をベースにRobloxが開発した言語「Luau」を採用。LuauはRobloxでゲームを作る際に用いられるスクリプト言語で、Lua 5.1に比べて実行性能が向上しているほか、型チェックに対応しているといった特徴を備えています。
Gotcha Gotcha Gamesは、LuauをU2Uに採用した理由として、文法が比較的シンプルで扱いやすいことや、ゲームエンジンへの組み込みやすさ、スクリプトが実行できる範囲を制限しやすい点などを挙げています。
Luauで書かれたプラグインの例(画像はプロデューサーレターより引用)
プラグインとスクリプトの仕組みは、これまでのシリーズとは異なります。『RPGツクールMV』『RPGツクールMZ』(以下、それぞれMV/MZ)向けのプラグインはそのままではU2U上で動作せず、スクリプトから扱えるAPIも異なります。使用する際はU2U向けへの移植が必要です。
また、従来のプラグインでは可能であった、既存の処理をプラグインから直接上書きする手法は行えず、npmなどの外部パッケージもそのままでは利用できません。一方で、U2Uから使える機能をAPIとして明確に定義することで、プラグイン同士の競合や、本体のアップデートがプラグインに及ぼす影響を抑えることを目指すとしています。
プラグインは2種類で、MV/MZと同じくゲーム側の機能を拡張する「Runtimeプラグイン」に加え、エディタ側を拡張する「Editorプラグイン」へ新たに対応します。一例として、Runtimeプラグインで使う独自の設定項目をエディタ上で編集できるようにする機能や、ゲームデータを操作する制作支援機能を作れるAPIが提供される予定です。
Editorプラグインの例。マップ上のタイルをクリックして、Runtimeプラグインが使う位置を指定できるようにしている(画像はプロデューサーレターより引用)
プラグインはリスト上で有効/無効を切り替えられるほか、プラグイン側で名前・説明・型を定義したパラメータは、専用の設定画面で編集できます。
なお、JavaScriptでプラグインを記述できる仕組みの提供は、今後検討するとしています。ただし対応した場合も、扱えるAPIはU2U独自のもので、MV/MZ向けのプラグインは引き続き移植が必要となります。
U2Uの発売日は発表されていませんが、すでにSteamストアページが公開されており、ウィッシュリスト登録を受け付けています。
詳細はプロデューサーレターをご確認ください。
「『RPGツクールU2U』ゲームや制作ツールを拡張するスクリプトとプラグインの仕組みについて」Steamニュース『RPGツクールU2U』Steamストアページ