この記事の3行まとめ
- 「Unity 7.0 Alpha(7000.0.0a7)」、2026年10月5日(現地時間)にリリース
- Monoを使わない、CoreCLRベースのエディタを初搭載。現時点ではC# 9・.NET Standard 2.1まで対応している
- ビルトインレンダーパイプラインはレンダリングパスが無効に。macOS x64向けのエディタ・Playerのサポートも終了
Unity Technologiesは2026年10月5日(現地時間)、「Unity 7.0 Alpha(7000.0.0a7)」がリリースされました。
「Unity 7.0 Alpha」は、Unity Hubより無料でインストールできます。
(画像はUnity Discussionsより引用)
「Unity 7」はUnityの次期メジャーバージョンで、2026年7月に韓国・ソウルで開催された「Unite Seoul」で発表されました。CoreCLRを活用して刷新されたコアの上に構築され、Play Modeの起動やシェーダービルドなど、開発のあらゆる工程を高速化するとしています。
Unityエディタ本体を開かずにアセットの検証やビルドのプッシュを行えるCLIとパブリックAPIや、Surface Cache GIをはじめとするグラフィックスの強化も掲げています。正式リリースは2027年第1四半期の予定です。
Alpha版では、UnityエディタでC#スクリプトを実行するランタイムが、従来のMonoからCoreCLRに置き換わりました。あわせて、従来は実験的機能とされていたCoreCLRが正式実装となり、デスクトップ・Android向けのMonoベースのPlayerのサポートも削除されています。
ただし、現時点のエディタが対応しているのは、C# 9の言語機能と、.NET Standard 2.1のAPIまで。.NET 10とC# 14への対応は、Unity 7.0のベータ版、正式版に向けて段階的に進めているといい、提供時期は未定です。
同社は今回のAlpha版について、Unity Discussionsの投稿で「プロジェクトの互換性を検証するためのバージョン」と位置づけています。.NET 10とC# 14を初めてサポートするUnity 7.0のバージョンでは、Unity 6.7 LTSと同等の機能と安定性を確保することを優先し、パフォーマンスの改善は7.0以降のLTSで重点的に取り組む方針としています。
(画像はUnity 7公式ページのスクリーンショット)
ビルトインレンダーパイプラインは、レンダリングパスが無効化され、代わりに黒で描画されるように。macOS x64向けのエディタとPlayerのサポートも終了しました。CPUでライトマップをベイクする「Progressive CPU Lightmapper」も削除され、これを使用していたシーンはProgressive GPU Lightmapperへ自動でアップグレードされます。
また、ベイク型のオクルージョンカリング(Baked Occlusion Culling)は非推奨となりました。新規プロジェクトではベイク用のUIが表示されなくなり、関連するC#のAPIも将来のリリースで削除される予定です。既存のプロジェクトでは、ベイク済みのデータとワークフローを引き続き使用できますが、GPUオクルージョンカリングに対応する環境であれば移行を検討するよう案内されています。
なお、今後実施する破壊的変更の予定は、Alpha版の期間中にUnity Discussionsのスレッドにまとめられることが、Unity 7公式ページで予告されています。
「Unity 7.0 Alpha」のアップデート情報についてはリリースノートやUnity Discussionsの投稿をご確認ください。
「Unity 7.0 Alpha」リリースノートUnity 7.0 Alpha is now available|Unity Discussions