この記事の3行まとめ
- Godot Engineの最新バージョン「Godot 4.7」が正式にリリース
- 長方形の光源「AreaLight3D」の追加や、HDR出力のサポートなどが実施
- エディター機能の改善や「Asset Store」の利便性向上なども行われた
2026年6月18日(木)、Godot Engineの最新バージョン「Godot 4.7」が正式にリリースされました。
(画像はリリースページより引用)
Godot Engineは、マルチプラットフォームに対応したゲームエンジン。MITライセンスのもとオープンソースで提供されており、無料で使用できます。
「Godot 4.7」は、2026年4月にbeta 1がリリースされて以降、beta 2~5、RC 1~3を経て、このたび正式リリースとなりました。
長方形の光源「AreaLight3D」が追加
長方形の光源を配置できる「AreaLight3D」ノードが追加されました。2Dの面積を持った光源を表現でき、テレビ画面やネオン管、すりガラス越しの光などをよりリアルに描画できます。
PCSS(Percentage-Closer Soft Shadows)を利用したソフトシャドウにも対応。ただし、Forward+レンダリング環境下ではGPUの負荷が高くなるため、シネマティクスシーンやハイエンドデバイス向けのプロジェクトにおいて使用することが推奨されています。
(動画はリリースページより引用)
HDR出力サポートで発光エフェクトなどの表現が強化
Windows、macOS、iOS、visionOS、Linux(Wayland)において、Godot EngineがHDR出力をサポートしました。
Godotでは従来より内部的にHDRを用いたレンダリングが行われていましたが、最終出力に反映できるようになったことで、太陽光や発光エフェクトなどのディテールを鮮明に表現可能となりました。
HDR出力は、Forward+およびMobileレンダラーでのみサポートされています。
SDR出力時(画像左)とHDR出力時(画像右)におけるゲーム画面の比較(画像はリリースページより引用)
エディター上でのメッシュ移動機能などが改善
エディター機能に関するアップデートも実施。
3D空間上に頂点を打つことで曲線のルートを作成できる「Path3D」ノードにおいて、頂点をコライダーにスナップさせる機能が追加され、地形の表面などに沿った立体的な軌道を容易に作成できるようになりました。
(動画はリリースページより引用)
また、選択したメッシュの頂点をほかのメッシュの頂点へ正確にスナップできるショートカットが追加。カメラなどのジオメトリを持たないノードの場合は、原点を対象位置へスナップさせる仕様となっています。
(動画はリリースページより引用)
オブジェクトの移動に合わせてカメラが追尾する機能も実装。2回連続でショートカットキーを押すことで、選択したオブジェクトが追尾対象として設定されます。
そのほか、エディター上で直線の長さを測定できる機能など、多数の機能が追加されています。
(動画はリリースページより引用)
「Godot 4.7」ではそのほかにも、従来のAsset Libraryに変わる「Asset Store」の利便性向上や、「Android XR」および「Steam Frame」のサポートなど、数多くのアップデートが行われています。
詳細はリリースページをご確認ください。
「Godot 4.7」リリースページ