この記事の3行まとめ
- 「ゲームオーディオ研究のマッピング~主要論点の整理と国内学術言説の位置付け」の一部成果をまとめた報告書が公開
- 2025年3月に開催されたシンポジウム「ゲームオーディオ研究の過去・現在・未来」の内容を中心に編纂されたもの
- 欧文および国内の膨大な文献を分析し、ゲーム音楽の研究史や分野の成り立ちに関する論考などを記載している
ゲームオーディオ研究公開シンポジウム実行委員会は2026年4月27日(月)、科学研究費助成事業(※)「ゲームオーディオ研究のマッピング~主要論点の整理と国内学術言説の位置付け」における成果の一部をまとめた報告書を公開しました。
※ 「競争的研究費」と呼ばれる資金提供制度のうち、文部科学省が所管するもののひとつ
本資料は、2025年3月に開催したシンポジウム「ゲームオーディオ研究の過去・現在・未来」の内容を中心として編纂されたもの。
アカウント登録などを行わず無料で閲覧でき、PDF形式でダウンロードも可能です。
(画像は「東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門」公式サイトより引用)
本資料は、21世紀以降急速に発展を遂げたとされるゲームオーディオ研究の変遷と現状について包括的にまとめた報告書。
東京大学特任講師の山上 揚平氏を中心とする6名の研究グループが、欧文および国内の膨大な文献を計量書誌学的アプローチ(※)で分析し、それぞれの領域について研究結果を語っています。
※ 「計量書誌学」とは、学術論文や雑誌といった文書の情報を計量的に集計・分析する学問分野
プレイヤーがゲームに没入する要因を心理学的に追求した研究や、楽曲制作とゲーム体験を融合させたインタラクティブな体験を生み出す試み、ゲーム音楽研究史やゲーム音楽という分野の成り立ちに関する論考などが記載されています。
執筆者と研究テーマの一覧は以下の通り。
- 「ゲームオーディオ研究文献データベースの作成報告/キーワード分析による研究動向の概観」
山上 揚平氏(東京大学教養教育高度化機構特任講師)
- 「ゲーム音楽研究の現状」
吉田 寛氏(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授)
- 「ゲーム音楽と没入の心理学」
田中 治久氏(ゲーム史/ゲーム音楽史研究家)
- 「ゲームオーディオのアーカイブ構築に向けて」
鈴木 和馬氏(東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽音響創造領域修士課程修了)
- 「『ゲーム音楽はどこから来たのか』はどこから来たのか──ゲーム音楽ライターの視点から」
尾鼻 崇氏(日本ゲーム展示協会理事)
- 「音楽を身体化するテクノロジーとしてのインタラクティブミュージック」
岩本 翔氏(サウンドプログラマー/ゲームクリエイター)
山上 揚平氏(東京大学教養教育高度化機構特任講師)
吉田 寛氏(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授)
田中 治久氏(ゲーム史/ゲーム音楽史研究家)
鈴木 和馬氏(東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽音響創造領域修士課程修了)
尾鼻 崇氏(日本ゲーム展示協会理事)
岩本 翔氏(サウンドプログラマー/ゲームクリエイター)
そのほか、シンポジウム当日に会場で実施されたトークセッションをインタビュー記事の体裁でまとめたレポートなどが掲載されています。
詳細は、「東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門」公式サイトの報告書公開ページをご確認ください。
シンポジウム「ゲームオーディオ研究の過去・現在・未来」報告書|「東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門」公式サイト