この記事の3行まとめ
- C言語ベースのゲームプログラミング向けOSSライブラリ「raylib」、新たなバージョン「v6.0」リリース
- 「raylib」内の各種機能は、自己完結型のモジュールで構成されている。70種以上の言語とバインディングが可能で、幅広いプラットフォームにも対応
- GPU不要のソフトウェアレンダラー「rlsw」の導入のほか、API整理・統合による一貫性の向上などが実施された
2026年4月23日(木)、ゲームプログラミング向けOSSライブラリ「raylib」の新たなバージョン「v6.0」が公開されました。
(画像はGitHubより引用)
「raylib」は、個人開発者のRay氏が開発する、C言語(C99)ベースのゲームプログラミング向けOSSライブラリ。
ライブラリ内の各種機能が自己完結型のモジュールとして構築されており、C# / Lua / Pythonなど、60種以上の言語に適用可能なバインディングも実装されています。
また、「raylib」で制作されたプロジェクトはC言語とOpenGLに対応した幅広いプラットフォームで実行可能であり、Windows / macOS / Android / HTML5などがサポートされています。
公式サイトでは、raylibを利用したサンプルプログラムや、ゲーム用テンプレートも用意されています。
raylibの各種機能はライブラリ内でモジュール化されている(画像は公式サイトより引用)
「raylib」製プロジェクトを紹介したリール動画。動画は2025年のもの
バージョン「v6.0」では、GPUを使わずCPUのみで動作する、OpenGL 1.1を利用したソフトウェアレンダラー「rlsw」が正式に導入されました。
これにより、マイコンチップなどGPUのない環境でも、コードを変更することなくraylibを実行できるようになります。
「rlsw」有効・無効の比較動画(動画はGitHubより引用)
「rlsw」導入に伴い、メモリのフレームバッファ上で2D/3Dのレンダリングを行う「rcore_memory」を利用できる「PLATFORM_MEMORY」をはじめとした複数のプラットフォームバックエンドが追加。
そのほか、ファイル操作やテキスト処理のAPIを整理・統合することによる一貫性の向上、モニターの拡大率を自動検出してスケーリングを行うようにしたシステム再設計などが施されています。
赤枠が追加されたプラットフォームバックエンド(画像はGitHubより引用)
詳細は、GitHubのリリースノートをご確認ください。
「raylib v6.0」リリースノート | GitHub「raylib」公式サイト