2.5D格闘ゲームの背景制作テクニック、『GUILTY GEAR -STRIVE-』デザイナーが動画で解説。1枚絵としての魅力でプレイヤーを引き込む

2.5D格闘ゲームの背景制作テクニック、『GUILTY GEAR -STRIVE-』デザイナーが動画で解説。1枚絵としての魅力でプレイヤーを引き込む

2025.09.04
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この記事の3行まとめ

  • アークシステムワークス、『GUILTY GEAR -STRIVE-』の背景制作事例を解説した動画を公開
  • 2.5D対戦格闘ゲームにおいて、プレイヤーを飽きさせない変化に富んだ背景を作るテクニックを解説した動画
  • 視線誘導・陰影など2Dイラストにも通じる技法や、3Dならではの立体感を生み出すTIPSなどを紹介している

アークシステムワークスは2025年9月3日(水)、「GUILTY GEAR-STRIVE-における2D格闘ゲーム背景の制作と演出 Part1」と題した動画を公開しました。

本動画は、2023年に実施されたダイキン工業主催のセミナー「GUILTY GEAR-STRIVE-における2D格闘ゲーム背景の制作と演出」の録画映像をもとに作成された動画シリーズの1本目にあたります。

セミナーでは『GUILTY GEAR -STRIVE-』の背景デザイナーが登壇。本作を題材として、2.5D対戦格闘ゲームの背景を制作するテクニックが解説されました。

本作のような2.5D対戦格闘ゲームはキャラクター同士の戦闘描写をメインに据えるため、背景は目立たせないようにする必要があります。一方で背景は、キャラクターやUIでは表現しきれない作品の世界観を描写する役割も持っています。

動画では、ゲームプレイを阻害せず極力少ない情報量で高品質なビジュアルを作り込むノウハウが語られています。

『GUILTY GEAR-STRIVE-における2D格闘ゲーム背景の制作と演出 Part1』

2.5D対戦格闘ゲームはカメラの方向がサイトビューでほぼ固定されるため、プレイヤーは静止画に等しい光景を長時間にわたり見続けることになります。

そのため背景には、長時間の鑑賞に耐えうる1枚絵としての魅力的な画づくりが求められます。

本作の背景は3DCGで制作されていますが、2D的な表現技法を多数盛り込み、あえてCGらしさを排除した手描きアニメのような表現が試みられています。

(画像は『GUILTY GEAR -STRIVE-』公式サイトより引用)

動画では本作の背景制作事例として、パースや色のコントラストなどを活かした視線誘導や、遠方のオブジェクトにフォグをかけて彩度を落とすことで距離感を表現するテクニックなどを解説しています。

赤を基調とした風景の中に、青白い狐・ワームホールを配置することで視線を一か所に集める手法(画像はYouTube動画より切り出して引用)

背景を3DCGで作成していることを活かした空間づくりの工夫も紹介。

一例としては、オブジェクトをキャラクターからの距離に応じて近景・中景・遠景と段階的に配置し、スクロール速度を変化させることで画面全体に立体感を生み出す手法を披露しています。

また本作は対戦格闘ゲームである都合上、操作性を確保するため地面は平坦にする必要があります。激しい凹凸を作れないという制約の中、地面の情報量を増やしてビジュアルに変化を与える方法を数点例示しています。

(画像はYouTube動画より切り出して引用)

そのほか、背景を一方向からしか映さない仕様を逆手に取り、地表に傾斜をつけて遠方のオブジェクトを高所に配置することで、高台から背景を見下ろしているかのような誇張表現を行うテクニックなどが紹介されています。

遠くを俯瞰する構図だけでなく、天井を見上げるような画面を作り出すことも可能(画像はYouTube動画より切り出して引用)

なおPart2では、本作に搭載されているシステム「ウォールブレイク」を取り上げることが予告されています。これは対戦中に特定条件を満たすとキャラクターがステージ内の別エリアに移動するシステムで、ステージ全体・各エリアにそれぞれコンセプトを設けて制作していることなどが予告で語られています。

詳細は同社のYouTube動画をご確認ください。

GUILTY GEAR-STRIVE-における2D格闘ゲーム背景の制作と演出 Part1 | YouTube

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