2026年5月22日(金)から24日(日)の3日間、京都・みやこめっせで開催された「BitSummit PUNCH」。展示されたゲームの中から、今回はイギリスのゲーム制作会社「lowiro」が手掛ける新作音楽ゲーム『In Falsus』を紹介します。
lowiroが手掛けるPC向け新作音楽ゲーム『In Falsus』。キーボード&マウスで両手を駆使する独自のゲームシステムの開発経緯をインタビュー【BitSummit PUNCH】
TEXT / 種村朋洋
マウス×キーボードの独創的な操作システムで進む新作音楽ゲーム『In Falsus』
『In Falsus』は、lowiroが手掛けるPC(Steam)向けの新作リズムゲームです。
本作の特徴は、左手でキーボード、右手でマウスを操作し、上下二段に分かれて出現するノーツを処理する独自の操作システムにあります。
下段レーンでは、左手の5本の指で6本のレーンをカバーし、素早いタイピングのような操作が求められます。一方の上段レーンでは、マウスでカーソルをレーンに合わせたり、左右に素早く弾いたりと、直感的なアクションが展開されます。
上下で異なるデバイスを使い分ける操作は、遊び始めこそ非常に難解に感じられますが、低難易度の譜面から段階的に練習を重ねることで、次第に手が馴染んでいく設計となっています。
個性豊かな楽曲と、独特な操作スタイルが一体となったとき、本作ならではの新しいリズム体験を味わうことができます。
会場の試遊版では、新曲を含む7楽曲がプレイ可能で、難易度は「MIN」「EVO」「ULT」の3種類が用意されていました。
本作にはフルボイス収録のストーリーモードが搭載。物語を読み進めることで新たな楽曲が解放されるほか、ゲーム中の戦闘力に影響を与える「キャラクターカード」などの解禁要素も用意されています。
シナリオを楽しみながら、その展開に紐付いた音楽をプレイできる没入感が、本作のポイントとなります。
(画像はSteamストアページより引用)
なぜマウス×キーボードなのか?独自の操作システムに込めた設計思想とPC展開への挑戦
本作の開発経緯について、lowiro CEOにして本作のディレクターを務める「Guy」氏ことAnton Prydatko氏にお話を伺いました。
これまで『Arcaea』をモバイルおよびNintendo Switchで展開してきたlowiroにとって、本作は初のPC向けタイトルとなります。
開発陣は、次なる一歩として『Arcaea』に並ぶ新しいリズムゲームを模索していましたが、現在のリズムゲーム市場はスマートフォン・PCともに成熟しており、操作性だけで個性を打ち出すことが難しくなっています。
そこで、lowiroの強みである「独自の操作スタイルの設計」を最大限に発揮するため、従来の「鍵盤型」から発展した、キーボードとマウスを組み合わせる現在のスタイルを確立させました。
本作の独特の操作性に対して、デモ版や会場での試遊では「操作が難しい」という意見が多く寄せられたといいます。
本作のゲームサイクルは、ストーリーモードを中心に据えています。
物語の展開に合わせて楽曲が解放される流れを重視しており、シナリオ、楽曲、キャラクターの背景がどのように物語へ介在していくかが緻密に設計されています。
『In Falsus』は2026年内のリリースを予定しています。現在、ゲームの中身はほぼ完成しており、開発は最終段階にあるそうです。
現在はリリースに向けたブラッシュアップやバグ修正、クオリティのさらなる底上げに注力しているとのことで、lowiroが放つ新たなリズムゲームの誕生に期待が高まります。
『In Falsus』Steamストアページ「BitSummit PUNCH」公式サイト制作者の個性とこだわりが光るインディーゲームが大好きです。
ゲーム以外では謎解きイベントや漫画が好きです。
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