この記事の3行まとめ
- Intel、デスクトップPC向けCPUシリーズ「Core Ultra 200S」を2024年10月25日(金)より発売
- フラグシップ「Core Ultra 9 285K」は、前世代と比べて消費電力の大幅削減を実現
- 従来のCore Ultraシリーズと同様にNPUが搭載
Intelは2024年10月10日(現地時間)、同社が提供するCPUシリーズ「Core Ultra」について、新たにデスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200S」シリーズを発表しました。
同製品は2024年10月25日(金)より発売されます。
「Core Ultra 200S」シリーズの製品ラインナップや基本スペックは以下の通り。
「Core Ultra 200S」シリーズのフラッグシップとなる「Core Ultra 9 285K」のコア数は、前世代のフラグシップ「Core i9-14900K」と同じくP-coreが8個、E-coreが16個。最大クロックは5.7GHzと、300MHz低下していますが、シングルスレッド性能は前世代と比較して8%、マルチスレッド性能は平均15%向上しています。
また、消費電力の大幅な低減を実現したとしており、「Core Ultra 9 285K」と「Core i9-14900K」の消費電力を比較したところ、Zoomによる通話時における消費電力は最大58%、ゲームプレイ時は最大165Wの電力を削減できたといいます。
「Core Ultra 200S」シリーズには、従来のCore Ultraシリーズと同様、AIでの処理に特化したプロセッサー「NPU(Neural Processing Unit)」が搭載されています。AI処理をAIに最適化されたプロセッサー上で実行することで、より高いパフォーマンスを発揮するとのこと。
ソケットはLGA1851へと変更。この影響で、従来の世代に対応するマザーボードとの互換性が失われています。
そのほかの「Core Ultra 200S」シリーズに関する詳細は、Intelのニュースページや同シリーズの製品ページをご確認ください。
「インテルAI PC向け初のインテル® Core™ Ultra デスクトップ・プロセッサーを発表」Intel公式サイト「Core Ultra 200S」シリーズ 製品ページ