『Meta Quest 2』『Meta Quest 3』の対象年齢が13歳から10歳に引き下げに。保護者が子供の利用を管理できるシステムも

2023.06.23
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この記事の3行まとめ

  • 今年後半にMeta Questシリーズの10歳~12歳向けアカウントが作成可能に
  • 13歳未満は使用禁止だったため、実質対象年齢の引き下げか
  • 保護者が子供のMeta Questシリーズの利用を管理できるシステムも導入

Metaは、10歳~12歳の子供がVRデバイスの『Meta Quest 2』、および今秋発売予定のVR・MRデバイス『Meta Quest 3』を利用するのための新しいMetaアカウントを2023年後半から導入することを発表しました。現在MetaのVRシステムは、怪我や悪影響のリスクが高いという理由で13歳未満の利用を禁止しているため、今回の発表により対象年齢を13歳から10歳に引き下げたといえます。なお、10~12歳の子供がアカウントを作成するには、保護者の承認が必要です。

Meta Quest 2(左)とMeta Quest 3(右)(画像は公式サイトより引用)
Meta Quest 3は今秋発売予定

対象年齢の引き下げに際して、保護者のアカウントで子供のMeta Questの利用を管理できるシステムが実装されます。保護者のアカウントでは、以下の操作が可能です。

  • ダウンロードするアプリの管理
  • アプリへのアクセス管理
  • 利用時間の制限
  • 休憩時間の設定
  • 利用コンテンツのモニタリング

年齢に応じた体験を提供するため、利用する子供の年齢に応じたアプリのみをレコメンドし、10~12歳の子供には広告を配信しないとのことです。

また、Meta Questのソーシャル機能「Meta Horizonプロフィール」については、保護者が管理する子どものアカウントは自動的に非公開に設定され、保護者の承認がないとフォローされないようになっています。

画像はニュースページより引用

Meta Questのプラットフォームで配信されているアプリやゲームには、現時点でもレーティング機関であるESRBやIARCが対象年齢10歳以上と指定しているものも存在してるため、こういったアプリやゲームも10歳以上の子供がプレイできるようになります。また、今後は開発者と密接に協力して、そういった10歳以上の子供に向けたアプリ・ゲームも増やしていく予定だそうです。

詳細はこちらをご確認ください。

Introducing New Parent-Managed Meta Accounts for Families

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