モバイルでも60fps流体シミュレーションを実現。スパーククリエイティブ、ボリュームレンダリング最適化手法をブログで解説

モバイルでも60fps流体シミュレーションを実現。スパーククリエイティブ、ボリュームレンダリング最適化手法をブログで解説

2026.04.07
ニュース3DCGUnityエフェクトレンダリング技術ブログ
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • スパーククリエイティブ、モバイル環境におけるボリュームレンダリング最適化手法をブログ記事で解説
  • PC環境で作成した高精細なエフェクトデータの圧縮工程と、モバイル上での描画工程を独立させるアプローチを採用
  • VRAM容量削減の手立てや、モバイルGPUアーキテクチャに適したパフォーマンス向上手法などを紹介している

スパーククリエイティブは2026年3月30日(月)、「【Unity URP】スマホでサクサク!60FPSで動くふわふわ流体シミュレーションを作ろう☁️✨」と題した記事を自社ブログで公開しました。

モバイル環境で高品質なボリュームレンダリングを実現するにあたり、UnityのURP(Universal Render Pipeline)を用いた最適化手法を解説しています。

(画像はブログ記事より引用)

記事では、PC環境で作成した高精細な流体シミュレーションのキャッシュデータを、モバイル用GPUのVRAMやメモリ帯域で扱えるようにするワークフローを紹介しています。

PC上の演算工程とモバイル側の描画工程を独立させ、モバイル側を圧縮されたボリュメトリックデータの再生に特化させるというアプローチを採用。

VRAM容量削減の手立てとして、流体エフェクトが存在する最小のバウンディングボックスのみをフレームごとに出力する仕組みや、エフェクトの高密度部位を粗く圧縮して低明度の箇所を高解像化する工夫などを紹介しています。

モバイルGPUにおいて主流のアーキテクチャ「Tile Based Deferred Rendering(TBDR)」でボトルネックとなりやすいメモリ帯域幅およびALUについては、空白部分のレイマーチングを省略したり、FP16演算を徹底したりといった最適化を実施しています。

(画像はブログ記事より引用)

流体のフレームレートはデータ容量を削減するべく15fpsをベースとしつつ、品質向上のためにGPU上でオプティカルフローを実施するなどの措置を取ることで、60fpsの高品質なエフェクトとして描画しています。

一連の最適化フローを経て、最終的にエフェクト1つあたりの描画コストを約11分の1である0.47msに抑えられるとしています。

詳細はブログ記事本文をご確認ください。

「【Unity URP】スマホでサクサク!60FPSで動くふわふわ流体シミュレーションを作ろう☁️✨」スパーククリエイティブ技術ブログ

関連記事

ゲームシナリオ制作に役立つ無料オープンソースツールの使用事例、Unity公式ブログ記事で紹介
2026.04.21
工場設備をモチーフにした90種類以上の3Dモデルが収録。アセットパック『Conveyor Kit』アップデート版、Webサイト「Kenney」にて無料で公開
2026.04.19
ゲーム開発関連ツールのリリース・アップデートまとめ【2026/4/18】
2026.04.18
「Adobe Substance 3D Designer」を使った雷のエフェクトテクスチャ制作手法、C&R Creative Studiosがブログで解説
2026.04.17
Maxon、VFX&コンポジットツール「Autograph 2026.0.0」リリース。個人ユーザーなら商用も含めて無料で使える
2026.04.16
ソニー、現実空間を3Dアセットに変換・活用できるツール群「空間キャプチャーソリューション」を発表。4/18(土)より法人向けに提供開始
2026.04.15

注目記事ランキング

2026.04.15 - 2026.04.22
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

被写界深度(DOF)
ヒシャカイシンド
  1. Depth of Field(DOF)とも呼ばれる。カメラの焦点(ピント)があっているように見える範囲のこと。
  2. 3DCGにおいて、1をシミュレーションするエフェクト。注目させたい部分に焦点を合わせ、それ以外の部分をぼかすことができる。ゲームの開発現場においては、ボケ自体のことを示すことが多い。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!