この記事の3行まとめ
- 『GRANBLUE FANTASY: Relink』におけるサウンド実装システムの開発・運用事例、Cygamesがブログ記事で解説
- 多数のサウンドの音量を制御して適切な聞こえ方に調節できる内製システムなどを紹介
- 連携攻撃「リンクアタック」発動時の4人によるに掛け合いを聞き取りやすくするボイス再生手法などについても語っている
Cygamesは2026年7月3日(金)、「『グランブルーファンタジー リリンク』の音づくりの秘密 サウンドエンジニアが実現するゲーム世界への没入感」と題した記事を「Cygames Magazine」で公開しました。
同記事では、『GRANBLUE FANTASY: Relink』においてゲームへの没入感を高めるサウンドの実装手法について、同社のサウンドエンジニア2名にインタビューしています。
各種制御システムの効果を比較できる音声データも掲載されており、記事上で再生できるようになっています。
(画像はCygames Magazineより引用)
『GRANBLUE FANTASY: Relink』は、モバイル向けRPG『グランブルーファンタジー』を原作とするアクションRPGです。
本作のアクションやバトルにおけるサウンド実装では、全キャラクターの行動に対して敵味方の区別なく確かな存在感を持たせることや、チームメンバーが連携して戦う姿を描写するといった方針が立てられました。
『GRANBLUE FANTASY: Relink – 発売日決定トレーラー』
本作では立体音響によってゲーム空間内のあらゆる場所から多数の音が鳴るため、個別に音量やタイミングを調整することが難しく、音響全体を管理する仕組みが必要となりました。
それを受けてサウンドエンジニアチームでは、ゲーム内でサウンドの音量を動的に調節できるシステム「T.M.C.(Temporal Mix balance Control)」を独自に開発。
「T.M.C.」は、特定の効果音などが大きく鳴っている際に周辺の音量を下げる「バスラウドネス制御」と、同一グループのサウンドが複数再生された際に適切な音量に絞る「ボリューム分割制御」、攻撃のヒット音などが再生された瞬間だけ既存サウンドの音量を抑えて聞こえ方を調節する「新規発生SE制御」という3種類の音量調整機能を搭載しています。
「ボリューム分割制御」の機能解説。たとえば宝箱を開ける音など、同一グループのサウンドが重なって再生されると大きく聞こえすぎてしまうため、音の合計エネルギーをやや抑え気味に調節する(画像はCygames Magazineより引用)
また、バトル中に4人のキャラクターが連携技を繰り出すシステム「リンクアタック」における、ボイス再生の制御手法についても解説しています。
4人の連帯感を演出するべく攻撃時にキャラクターが掛け合いを繰り広げる仕様としたところ、全員のボイスを一斉に再生すると音声が重なって聞き取れなくなる問題が発生しました。
そこで、ボイスの再生順をキューで管理する仕組みを導入し、適切な間隔でボイスを再生可能としました。また、プレイヤーがボタンを入力した際は、待機中の音声を即座に割り込ませて再生することで、操作のレスポンスと聞き取りやすさを両立させています。
(画像はCygames Magazineより引用)
そのほか、広大なフィールドの各所から鳴り響く環境音をエリア移動時にシームレスにつなげる工夫などについて語られています。
詳細はCygames Magazineをご確認ください。
『GRANBLUE FANTASY: Relink』公式サイト『グランブルーファンタジー リリンク』の音づくりの秘密 サウンドエンジニアが実現するゲーム世界への没入感|Cygames Magazine