業界標準のオーディオ修復ソフトウェア「iZotope RX 12」リリース。セリフ、BGM、SEを自動分離するScene Rebalanceなどを新搭載

業界標準のオーディオ修復ソフトウェア「iZotope RX 12」リリース。セリフ、BGM、SEを自動分離するScene Rebalanceなどを新搭載

2026.04.30
ニュースサウンド
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  • iZotopeがオーディオ修復ソフトウェア「RX 12」を2026年4月29日にリリース
  • ミックス済みの音声をセリフ/BGM/エフェクトに分離する「Scene Rebalance」や、分離後の各ステムにRXのツールキットを適用できる「Stems View」、無音区間を自動削除する「Trim Silence」を新搭載
  • 一部のプラグインは機械学習で再構築されたほか、独立したリアルタイムプラグインとしても利用可能に

iZotopeは2026年4月29日(水)、オーディオ修復ソフトウェアの最新版「RX 12」をリリースしました。

「RX 12」は、ノイズ除去やリバーブ除去、各種オーディオ修復処理を備えた音声修復の定番ソフトウェアの最新バージョン。収録されるプラグイン数が異なるElements、Standard、Advancedの3バージョンが展開されており、これに加えて教育機関向けのEDU版も用意されています。

価格はElementsが¥16,900、Standardが¥67,800、Advancedが¥231,500(いずれも税別)で、RX 11以前のバージョンからのアップデート版も用意されています。

最も価格の安い「RX 12 Elements」は、De-clickやVoice De-noise、De-reverbなど、ノイズ除去・クリック除去・リバーブ除去といった基本的な修復処理に絞られた構成ですが、「RX 12 Standard」以上はポストプロダクションやゲーム制作における音声収録をサポートする機能が数多く搭載されています。

新機能の「Scene Rebalance」(Advancedのみ搭載)は、最終ミックスを「セリフ」「BGM」「エフェクト」に分離する機能。

基本的にはポストプロダクション向けに開発された機能で、ステムが残っていない素材を扱う際の編集やレベル調整に使用することが想定されていますが、ゲーム開発の現場においても、データ欠損のあるリマスター作品のオーディオ復元や、リファレンス動画の調査・分析などに役立てられる機能です。

映画やテレビ番組、CMなどの最終ミックス音声を、セリフ、BGM、エフェクト(その他)に分離できる「Scene Rebalance」機能(画像は公式YouTubeより引用)

もうひとつの新機能「Stems View」(Standard / Advancedに搭載)は、「Scene Rebalance」などで分離したオーディオを、トラックベースのステムワークフローに展開するための新たなビュー機能。各ステムに対してRXの全ツールキットを個別に適用でき、作業完了後にトラックを統合してエクスポートできます。

分離処理と修復を行き来する従来の手間を抑え、ステム単位の編集をiZotopeだけで完結できる。DAWとの行き来も不要(画像は公式YouTubeより引用)

このほかにも、無音区間を自動的に検知して削除する新機能「Trim Silence」(Advancedのみ)が追加され、ポッドキャストやフィールドレコーディングなど長尺の編集を効率化できるほか、従来機能の「De-bleed」と「Breath Control」が機械学習によって再構築され、機能アップデートされています。

対応OSはmacOS Sonoma以降、およびWindows 10/11。Intel MacとApple silicon Macの両方に対応します。詳細は、RX 12 製品ページをご確認ください。

『iZotope RX 12』公式サイト

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