Switch 2は最大120FPSの画面出力に対応。最大4人で同時に画面共有できるボイスチャットといった新機能などを紹介

Switch 2は最大120FPSの画面出力に対応。最大4人で同時に画面共有できるボイスチャットといった新機能などを紹介

2025.04.03
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この記事の3行まとめ

  • 「Nintendo Switch 2」の本体性能や新機能などが発表
  • 本体1つでボイスチャットや画面共有が可能な「ゲームチャット」などが実装
  • ゲームソフトのない本体にデータを送付して通信プレイできる「おすそわけ通信」なども登場

任天堂は2025年4月2日(水)、「Nintendo Switch」の後継機であるNintendo Switch 2」を発表しました(以下、「Nintendo Switch 2」は「Switch 2」、「Nintendo Switch」は「Switch」と表記)。

本記事では、同機の本体性能や新機能といった詳細情報について紹介します。

『Nintendo Switch 2 紹介映像』

Switch 2の発売日は2025年6月5日(木)。マイニンテンドーストアにて抽選販売が実施される(※)ほか、4月24日(木)以降に全国のゲーム取扱店やオンラインショップで予約または抽選販売の受付を開始します。
※ 抽選販売には申込条件が設けられている(2025年2月28日(金)時点におけるNintendo Switchソフトのプレイ時間が50時間以上であることなど)

価格は、日本語・国内専用モデルが49,980円、同モデルに『マリオカート ワールド』のダウンロード版ソフトが付属するセット販売が53,980円、多言語対応モデル(※)が69,980円です(いずれも税込表記)。
※ 多言語対応モデルはマイニンテンドーストアでのみ販売

「TVモード」は120FPS出力にも対応。大幅に向上した本体性能を紹介

Switch 2の本体サイズは、Switch(縦102mm×横239mm)と比較して約1.3倍となる縦116mm×横272mm

液晶ディスプレイは7.9インチと、Switch(6.2インチ)やSwitch有機ELモデル(7.0インチ)より大型化している一方、本体の厚さは13.9mmと前述したモデル2種類と変わりません。

CPU/GPUには、NVIDIA製のカスタムプロセッサーが使用されています。

「Switch 2」本体イメージ(動画は公式ページより引用)

Joy-Conは、真横から差し込み可能な「Joy-Con 2」に刷新。強力なマグネットにより着脱する方式で、本体背面のボタンを押すことで取り外せます。

(動画は公式ページより引用)

Joy-Con 2の側面(本体と接続する面)にはセンサーが搭載。側面を下に向けてテーブルなどに置き、マウスのように使用できます

左右のJoy-Con 2を別々のプレイヤーが操作する2人プレイ対応のゲームも登場するとのこと。

(動画は公式ページより引用)

「TVモード」も従来通り使用可能。付属の専用ドックを使用して、最大4K解像度最大フレームレート120FPS(※)で画面を出力できるほかHDRにも対応しています。
※ 4K出力時のフレームレートは最大60FPS

そのほか接続ポート類として、本体上部にUSB Type-C端子が追加されています。

本体1つでVCができる「ゲームチャット」が実装。画面共有も併用可能

Switch 2では、本体に内蔵されたマイクを使用したボイスチャット機能「ゲームチャット」が使用可能。本体右側のJoy-Con 2に搭載された「Cボタン」を押すことで通話を開始できます。

ノイズキャンセリングや声量の自動調節機能も搭載。また、最大12人による同時通話にも対応しています。

『ゲームチャット 紹介映像』

CボタンはJoy-Con 2(R)下部に搭載(動画は公式ページより引用)

マイクはSwitch 2本体上部に内蔵されている(動画は公式ページより引用)

通話の際は、最大4人が同時にゲーム画面を共有可能。また、USBカメラ(※)を接続することでプレイヤーの顔を画面に映すこともできます。
※ 
別売りの「Nintendo Switch 2 カメラ」が2025年6月5日(木)に発売。そのほかサードパーティーのカメラも使用できる

(画像は「ゲームチャット」機能紹介ページより引用)

「ゲームチャット」は、2026年3月31日(火)までの期間であれば無料で使用可能。2026年4月1日(水)以降に使用する場合は、Nintendo Switch Online(有料)への加入が必要です。

ソフトがない人とも通信プレイできる「おすそわけ通信」

ゲームソフトが入っていないSwitch 2本体にソフト情報を送付して通信プレイができる機能おすそわけ通信が実装。

同機能に対応したゲームソフトをSwitch 2に搭載し、ほかの本体にソフト情報を送付することで通信を行います。なお、ソフト情報の受信はSwitchでも可能です。

(画像は「おすそわけ通信」機能紹介ページより引用)

また、「ゲームチャット」機能によりほかのSwitch 2と回線をつないでいる場合、インターネットを介してソフト情報を送付できます。

ただし、Switchは「ゲームチャット」に対応していないため、この方法による「おすそわけ通信」は利用できません。

(画像は「おすそわけ通信」機能紹介ページより引用)

記事執筆時点、「おすそわけ通信」対応タイトルとして『世界のアソビ大全51』や『スーパーマリオオデッセイ』など6作品が発表されています。

なお、発表された6作品のうち『スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV』のみ、「ゲームチャット」中の「おすそわけ通信」には対応していない(画像は「おすそわけ通信」機能紹介ページのスクリーンショット)

ゲームソフトの「起動キー」としてのみ機能する「キーカード」が登場

Switch 2対応タイトルでは一部パッケージ版ソフトにおいて、ゲームカードの代わりにキーカード」を販売するケースがあります

「キーカード」は、いわゆるゲームソフト起動の「鍵」として機能するカード。カード自体はゲームソフト本編のデータを持っておらず、本体に挿入することでインターネットからデータをダウンロード可能となります。

(画像は「キーカード」紹介ページより引用)

キーカード使用の際、初回ダウンロード時のみインターネット接続が必要ですが、以後は本体にキーカードが挿入されていればオフラインでゲームをプレイできます。

また、同一のキーカードを複数の本体で使用することも可能です。

キーカードを販売するタイプのパッケージには専用の表示がついている(画像は「キーカード」紹介ページより引用)

周辺機器に関しては、別売りのSwitch 2対応デバイスとして「Nintendo Switch 2 ProコントローラーJoy-Con 2 ハンドルなどが発表。

そのほか、Joy-Con 2に対応したストラップや本体ケースなどが発売されます。商品一覧は任天堂公式サイトより確認可能。発売日はいずれも本体と同様、2025年6月5日(木)です。

「Nintendo Switch 2 Proコントローラー」には、Joy-Con 2に搭載されている「Cボタン」や、3.5mm4極ステレオミニプラグ(CTIA規格)などを備えている(画像は「Nintendo Switch 2」専用周辺機器一覧より引用)

「Joy-Con 2 ハンドル」は、Joy-Con 2を取り付けることでハンドル型コントローラーとして機能。左右それぞれのJoy-Con 2に対応した2機がセットで販売される(画像は「Nintendo Switch 2」専用周辺機器一覧より引用)

なお、従来版SwitchのJoy-Conや「Nintendo Switch Proコントローラー」など、Switch対応デバイスの一部はSwitch 2でも使用可能互換性に関する詳細は任天堂公式サイトにてまとめられています。

また、Switch用ゲームソフトのSwitch 2対応状況についても同社公式サイトより確認できます。

Switch 2の詳細は公式ページをご確認ください。

「Nintendo Switch 2」公式ページ

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