この記事の3行まとめ
- 九州大学がSketchfabにて1,400点以上のデジタル生物標本を公開
- 公開された3DモデルはCC BY 4.0ライセンスの下、誰でも自由にダウンロード・利用可能
- UEやUnity、各種DCCツールで活用可能
2022年8月26日(金)、九州大学は水生生物を中心に1,400点700種以上のデジタル生物標本の3Dモデルの公開を発表しました。
世界に先駆けてリアルな「3Dデジタル生物標本」を1400点以上公開 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) https://t.co/3ypPFWLhC6 pic.twitter.com/k736Y4zeEQ
— ffish.asia & floraZia.com (@ffishasia) August 26, 2022
世界に先駆けてリアルな「3Dデジタル生物標本」を1400点以上公開 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) https://t.co/3ypPFWLhC6 pic.twitter.com/k736Y4zeEQ
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九州大学 持続可能な社会のための決断科学センターの鹿野雄一特任准教授は、独自のフォトグラメトリ「バイオフォトグラメトリ」を開発し、生鮮時のカラフルな状態での生物標本の3Dモデル1,400点700種以上をオンライン公開しました。
今回の公開には、博物館などに保管されている生物標本の劣化や退色の危惧と、厳重に管理されているが故にアクセスが困難であまり利用されないという問題を解消する狙いがあるとのこと。また、生物多様性・環境教育などに関するメタバースやバーチャルリアリティの発展の足掛けになることも期待されています。
サクラ、ツツジなどの植物、カマキリからセミの抜け殻などの昆虫類、カエル、ハリセンボンなど水生生物を中心に様々な生物標本が公開され、3DモデルのほとんどはCC BY 4.0ライセンスの下、誰でも自由にダウンロード・利用できます。
Unity、Unreal Engine、BlenderやTwinmotionなどにもインポートが可能のため、ゲーム、非ゲーム問わず幅広い分野への応用が期待できます。
編集部でもTwinmotionにインポートし、配置を行うところまで確認。細かいディティールまで確認できる
詳しくは、九州大学ホームページまたはダウンロードサイトをご参照ください。
桜 ソメイヨシノ Sakura Cherry Blossom ©floraZia.com
モリアオガエル ♂ Green Tree Frog, Rhacophorus arboreus ©ffish.asia
クリ 栗 Japanese Common Chestnut, Castanea crenata ©floraZia.com
クサフグ Grass Puffer, Takifugu niphobles ©ffish.asia
アメリカザリガニ ♀ Swamp Crayfish, Procambarus clarkii ©ffish.asia
ニホンザリガニ ♀ Crayfish, Cambaroides japonicus ©ffish.asia
3Dモデルはすべてクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)のもとに掲載を許諾されています。