この記事の3行まとめ
- ブラウザで動作するオープンソースの3Dスキャンデータ編集ツール「SuperSplat」、バージョン2.29.0にアップデート
- Splatシーンを手軽にWebアプリとして起動・開発できるようにセットアップされたファイルをダウンロードできるオプションが追加
- 360度動画のレンダリングや、3D Gaussian Splatting圧縮フォーマット「SPZ」形式での画像出力などをサポート
PlayCanvasは2026年7月9日(現地時間)、3D Gaussian Splatting(※)を用いて作成された3DCGモデルデータを編集・最適化できるツール「SuperSplat」について、バージョン2.29.0をリリースしました。
※ ポリゴンやボクセルなどとは異なる方法で3D空間を表現する技術。複数の静止画をもとに3Dモデルを生成でき、生成精度の高さに対して高速なレンダリングが可能
同ツールはMITライセンスのもと、オープンソースとして無料で提供されています。
(画像はSuperSplatのエディターページより引用)
「SuperSplat」は、同社が開発・提供するオープンソースのゲームエンジン「PlayCanvas Engine」を基盤に構築された3DCGデータ編集用エディター。Webブラウザで動作するツールで、ソフトウェアのインストールなどは不要です。
2025年2月にはバージョン2.0.0へとメジャーアップデートされ、Splatシーン( .ply / .compressed.ply / .splat )をSuperSplatのWebサイト上で公開できるようになりました。
また2026年5月には「PlayCanvas Engine」が2.19.0にアップデートしたことで、3D Gaussian Splattingに対応した新たなWebレンダラーが導入されるなど複数の更新が施されています。
SuperSplatのWebサイトからダウンロードしたSplatシーンをWebアプリケーションの開発に用いる場合、従来はレンダリングエンジンやビルドツールなどを手動で準備し運用する必要がありました。
バージョン2.29.0では、Splatシーンのダウンロードオプションとして、PlayCanvas Engine・Vite(※)・TypeScriptで構築されたプロジェクトファイルを取得できるボタンが追加。ファイルにはSuperSplatで設定したカメラ位置の情報も含まれており、npm installおよびnpm run devコマンドで起動できます。
※ MITライセンスのもとオープンソースで提供されているビルドツール
またプロジェクトファイルは、Claude CodeやCursorといったAIエージェントで手軽に読み込み編集できるように最適化されています。
Splatシーンをスノードームに収めて観察できるWebアプリの制作手順を紹介した動画。
なお本アプリは実際に公開されており、ブラウザで動作を確認可能
また、アニメーションを伴うSplatシーンを360度動画としてレンダリングできる機能が追加されました。
画像データの出力機能としては、エクイレクタングラー形式(※)の書き出し機能をサポートしたほか、通常の画像データの出力形式がWebPに変更されました。
※ 360度全方位の光景を平面画像として保存する形式
SuperSplatでレンダリングされた360度動画をYouTubeにアップロードしたもの。
YouTubeページでは実際に再生画面をクリックして視点を回転させることができる
そのほか、Nianticが開発した3D Gaussian Splatting圧縮フォーマット「SPZ」を用いたエクスポートに対応するなど、さまざまなアップデートが行われています。
アップデート内容に関する詳細は公式ブログをご確認ください。
「New in SuperSplat: Vibe Code Splat Apps, 360° Video and splat-transform 3.0」PlayCanvas Blog「SuperSplat」PlayCanvas公式サイト