この記事の3行まとめ
- UE5の「MegaLights」をモバイルタイトルで導入した事例などが語られた、Epic Games主催のライブ配信のアーカイブが公開中
- ArmとSumo Digitalが共同開発中のAndroid向けゲーム『Neural Dawn』について、両社の開発メンバーが紹介した配信
- 膨大なライトマップを全てリアルタイムライティングに置換したことで処理負荷が軽減されたといった開発裏話が語られている
Epic Gamesは2026年6月12日(金)、『MegaLights on Mobile: Pipe Dream or Reality? How Arm & Sumo Digital Made It Possible | Inside Unreal』と題したライブ配信を、YouTube LiveおよびTwitchにて実施しました。
配信では、ArmとSumo Digitalが共同開発中のモバイル用アドベンチャーゲーム『Neural Dawn』において、Unreal Engine 5の「MegaLights」を導入した事例などについて両社の開発メンバーが紹介しています(以下、Unreal EngineはUEと表記)。
『MegaLights on Mobile: Pipe Dream or Reality? How Arm & Sumo Digital Made It Possible | Inside Unreal』YouTube Liveアーカイブ
『Neural Dawn』は、ArmとSumo Digitalが技術デモの一環として共同開発に取り組んでいる三人称視点のアドベンチャーゲーム。
眠りから覚めたアンドロイドが洞窟の探索を通じて自身の過去を知るといったストーリーで、ゲームシステム・アートワークの両面でライティングが重要な役割を担っていることを特徴としています。
『Neural Dawn』トレーラー
本作はUE5.6.1で開発されており、モバイルタイトルにおいて初めて「MegaLights」による大量の動的なライトを搭載するという、技術実証を兼ねた挑戦が行われています。
「MegaLights」は導入直後こそ高い処理負荷が発生するものの、以降はライトを追加してもパフォーマンスに大きな影響を与えないといった特徴があり、これにより膨大なライトマップを用意せず全てリアルタイムなライティングで処理可能となったことで、かえって最適化が図られたといいます。
また、従来のモバイルタイトルではあまり主流ではないレイトレーシングを採用することで、アーティファクト(ノイズや描画の乱れ)の低減や高品質なソフトシャドウの実現、遠景のオブジェクトを高解像度で描画することなどを可能としているとのこと。
(画像はYouTube Liveよりスクリーンショットで引用)
そのほか、植物の葉の透過処理が幾度も発生することで処理負荷が増大する問題を解決するべく、茂みなどをキノコのように不透明なオブジェクトに差し替えたことや、パズルを解くためのプロジェクター機能を実装したことなど、多数のトピックについて述べています。
装置にプロジェクターを当てることで、パズルを解くヒントとなる(画像はYouTube Liveよりスクリーンショットで引用)
『Neural Dawn』は、2026年後半にリリースされるArm Compute SubsystemsをベースとしたArm Mali GPUを搭載する次世代のAndroid端末向けに開発が進められています。
詳細はYouTube LiveやTwitchのアーカイブをご確認ください。
『MegaLights on Mobile: Pipe Dream or Reality? How Arm & Sumo Digital Made It Possible | Inside Unreal』YouTube Liveアーカイブ『MegaLights on Mobile: Pipe Dream or Reality? How Arm & Sumo Digital Made It Possible | Inside Unreal』Twitchアーカイブ