この記事の3行まとめ
- YoYo Games、2D向けゲームエンジン「GameMaker」の今後のアップデート内容を紹介したロードマップを公開
- LTS(長期サポート版)である「LTS 2026」は、2026年第2四半期~2028年第1四半期にかけて5つのバージョンのメジャーリリースを予定
- 従来使用されていた「GMS2 Runtime」に代わる新たなランタイム「GMRT」を導入。3D機能などが強化されるほか、ソースコードが公開に
YoYo Gamesは2026年4月30日(現地時間)、『GameMaker Update Spring 2026: LTS Roadmap, GMRT, and the Future』と題した記事を公開しました。
2Dゲーム向けエンジン「GameMaker」について、予定されているアップデート内容や今後の方向性などが語られています。
(画像はブログ記事より引用)
GameMakerは、YoYo Gamesが提供する2D向けのゲームエンジン。『Undertale』や『Hotline Miami』などの開発に使用されています。
非営利目的であればコンソールを除くすべてのプラットフォームで無料で利用できるほか、商用ライセンスは1回の買い切り形式で永久利用が可能です。
このたび公開された記事では、LTS(長期サポート版)のリリースや次世代のランタイム導入といったロードマップについて言及しています。
LTSは、2028年までに5つのメジャーリリースを予定
同社は、LTS(長期サポート版)の1つである「LTS 2026.0」を開発中。「LTS 2026.0」は2026年第2四半期のリリースを予定しており、2028年第1四半期までに5つのメジャーリリースを予定しています。
リリースを予定しているバージョンとリリース時期は以下の通り。
これまでのGameMakerのランタイムである「GMS2 Runtime」はこれらのバージョンで「機能が完成する」としており、今後の新規・未解決の機能リクエストは後述する新ランタイム「GMRT」向けのもののみ検討されます。
なお、GMS2 Runtimeについては、少なくとも2028年第1四半期まではサポートを続けると述べ、SDKのアップデートや重大なバグ修正のみでサポートが継続されるとしています。
IDEプラグインのリリース・更新
LTS 2026のリリース期間中には、IDE(統合開発環境)のアップデートとは別に、複数のIDEプラグインがリリース・更新されていくことも発表されています。
Code Editor 2やProjectTool、Prefab Builderといったものがリストアップされています。
IDE内のスタートページも、GameMakerのインフラやコミュニティに関する多くの情報を1つにまとめたなど、よりユーザーフレンドリーな形でリニューアルする予定(画像はブログ記事より引用)
次世代ランタイム「GMRT」の導入
新たなランタイム「GMRT(GameMaker Runtime)」について、今後数か月以内にベータ版の提供を終了し、モバイルおよびコンソール向けのものは年内の正式リリースを予定しています。
また、記事では今後リリースされるバージョンv0.20の内容についても紹介。glTFファイルの読込やシーングラフ対応といった3D機能の強化などが挙げられたほか、デスクトップやモバイル、Web版におけるGMRTのソースコードが公開されることなどが語られています。
ブログではそのほか、CLIツールや対応言語の追加、拡張機能についてなどに触れています。また、オンラインマルチプレイヤー機能の実現のため複数のマルチプレイヤーシステムのプロバイダーと協力を開始したことについても語られています。
詳細はGameMaker Blogの記事をご確認ください。
GameMaker Update Spring 2026: LTS Roadmap, GMRT, and the Future