この記事の3行まとめ
- URPのシェーダーとビジュアルエフェクトについて解説するUnity公式の電子書籍が、Unity 6対応版にアップデート
- トゥーンシェーディングの章が改訂されたほか、コンピュートシェーダーなどの章が追加
- GitHubでサンプルプロジェクトが配布されている
Unity Technologiesは、電子書籍『The Universal Render Pipeline cookbook: Recipes for shaders and visual effects』をUnity 6対応版にアップデートしました。
(画像はUnity公式サイトより引用)
本書籍は、以前よりUnity Technologiesから公開されていた電子書籍を、Unity 6に対応するよう改定したもの。Universal Render Pipeline(以下、URP)を使用したシェーダーとビジュアルエフェクトの作成におけるテクニックを全12章にわたって解説しています。
Unity 6対応版では、以下の要素が追加されています。
- プロシージャルノイズとコンピュートシェーダーに関する章の追加
- トゥーンシェーディングに関する章の全面改訂
- Adaptive Probe Volumes(APV)の使用方法を解説する章の追加
- Render Graph API(※1)を使用したRenderer Feature(※2)の作成手順の追加
※1 Unity 6よりURPに正式導入された、レンダリングパイプラインをより効率よく管理するためのフレームワーク
※2 URPのレンダラーに独自のレンダリングパスを追加できる機能
加えて、Unity 6で導入された新機能「GPU Resident Drawer」と「GPUオクルージョンカリング」についても解説されています。
本書籍の公開に併せ、サンプルプロジェクトがGitHubリポジトリ上で配布されています。
また、電子書籍の内容に基づくチュートリアル動画も公開中。全3回に分けてコンピュートシェーダーについて解説する内容になっており、記事執筆時点で第2回まで公開されています。
『URP Cookbook: Compute shaders – Part 1: Particle fun』
『URP Cookbook: Compute shaders – Part 2: Flocking』
電子書籍についての詳細は、Unity公式サイトをご確認ください。
「Create popular shaders and visual effects with the Universal Render Pipeline (Unity 6 edition)」