Epic Gamesのフォトグラメトリツール「RealityScan」、バージョン2.1にアップデート。自動化処理やLiDAR活用機能などが強化

Epic Gamesのフォトグラメトリツール「RealityScan」、バージョン2.1にアップデート。自動化処理やLiDAR活用機能などが強化

2025.11.27
ニュース3DCG
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この記事の3行まとめ

  • Epic Gamesが提供するフォトグラメトリツール「RealityScan」、バージョン2.1にアップデート
  • CLIを用いた処理自動化に関する機能が強化され、ドキュメントなどのリファレンスも拡充
  • 反射光を参照して物体の距離や形状などを検出する「LiDAR」を活用する機能も強化された

Epic Gamesは2025年11月25日(現地時間)、フォトグラメトリツール「RealityScan」バージョン2.1をリリースしました。

公式サイトより無料でダウンロード可能。年間収益100万ドル未満の個人・企業あるいは、学生・教職関係者はライセンス料なしで利用できます。

「RealityScan」は、被写体をさまざまな角度から撮影した画像データをもとに3Dモデルを生成する技術「フォトグラメトリ」を活用できるツール。

デスクトップPC用ソフトウェアに加えて、モバイル版として「RealityScan Mobile」が提供されています。

作成したモデルデータは、3Dモデル共有プラットフォーム「Sketchfab」にアップロードして共有・販売でき、アンリアルエンジンやTwinmotionなどで使用できます。

「RealityScan 2.1」アップデート内容を紹介する公式動画

Epic Games傘下のCapturing RealityおよびQuixelによって共同開発されたツールですが、当初はモバイル用アプリケーションのみがリリースされ、デスクトップ版は存在しませんでした。

デスクトップ版は、Capturing Reality製フォトグラメトリツール「RealityCapture」をベースに「RealityScan 2.0」へと刷新する形で、2025年6月に登場しました。

それに伴い、従来の「RealityScan」は名称が改められ「RealityScan Mobile」として位置づけられました。

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バージョン2.1では、CLIで自動化処理を組むための機能が強化され、ドキュメントなどのリファレンスも拡充。

またLiDAR(※1)に関連する機能が大幅にアップデート。SLAM(※2)の実行に際した入出力データを読み込み、フォトグラメトリデータと統合可能に。またLAS・LAZ形式による点群データのインポートに対応したことで、処理速度の向上などを実現しています
※1 照射した光の反射状況をもとに、対象物までの距離や形状などのデータを取得する技術
※2 Simultaneous Localization and Mappingの略。自動車やドローンといった移動体が、自己位置の推定とマッピングを同時並行で進める技術

建築物状の点群データをインポートした様子(画像はニュースリリースより引用)

そのほか、レンダリングやUVに関する機能が改善されるなど、さまざまなアップデートが施されています。

詳細はニュースリリースリリースノートをご確認ください。

「RealityScan 2.1 が利用可能に」RealityScan公式サイト「RealityScan 2.1」リリースノート

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