この記事の3行まとめ
Epic Gamesは2024年11月8日(金)、「波の制作:Still Wakes the Deep で行われた UE5 でのリアルな水のメカニクスの開発」と題した記事を、アンリアルエンジン公式ブログにて公開しました。
Dive into the realistic water mechanics created in UE5 that brought atmosphere and tension to a derelict North Sea oil rig in @SWTD_Game from @ChineseRoom 🌊https://t.co/r5YTvOtC7b pic.twitter.com/kTDAPoviWz
— Unreal Engine (@UnrealEngine) November 7, 2024
同記事では、石油掘削施設を舞台としたホラーゲーム『Still Wakes the Deep』を開発したThe Chinese Roomのプログラマー Joe Wheater氏が、本作の開発事例を基に、Unreal Engine 5(以下、UE5)を用いた水の表現手法を解説しています。
本作では、「石油掘削施設の内部に浸水する水」と「周囲を取り囲む海」で異なる水の表現手法を用いています。ブログ記事では、石油掘削施設内部の水について解説されました。
水面の動きは、VFXシステム「Niagara」による2Dのシミュレーションによって表現しているとのこと。加えて、専用のタグを付与したメッシュをシミュレーション空間へ反映させることで、床や壁を考慮したシミュレーションを実現しています。
プレイヤーが水中にいる場合には、不明瞭な視界を演出するため、フォグや視界がぼやける効果などを利用しています。
本作では、プレイヤーの動きに応じて水面を動かす仕組みも実装しています。プレイヤーキャラクターにアタッチした独自のオブジェクト「ポンプ」の情報をシミュレーションに与えることで、シミュレーション結果にプレイヤーの動きを反映させているとのこと。
また、NiagaraのGPUリードバック機能によってシミュレーション結果を取得し、水に浮かぶオブジェクトに力を与えるシステムも導入しています。
ブログ記事では、そのほかに実装したシステムなどについても紹介されています。
詳しくは、アンリアルエンジン公式ブログをご覧ください。
波の制作:Still Wakes the Deep で行われた UE5 でのリアルな水のメカニクスの開発『Still Wakes the Deep』Epic Games Store