オンラインマルチプレイの機能を実装できる「Photon Fusion/Quantum」、Webhookが無料で利用可能に

オンラインマルチプレイの機能を実装できる「Photon Fusion/Quantum」、Webhookが無料で利用可能に

2024.10.30
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Exit Gamesの「Photon Fusion」と「Photon Quantum」について、Webhookの無料提供が開始
  • Photon Fusion/Quantumは、オンラインゲームのリアルタイムマルチプレイ機能などが実装できるツール
  • 部屋の作成、プレイヤーの参加/退出、ゲームセッションの終了などのイベントに対するWebhookが利用可能

Exit Gamesは2024年10月25日(現地時間)、同社が提供するオンラインゲーム開発向けネットワークエンジン「Photon Fusion」と「Photon Quantum」について、専用のWebhook(※)を無料で提供開始しました。
※ Webアプリケーションやサービスで特定のイベントが実行された際、その更新情報を自動的に外部サービスへ通知する仕組み

(画像はPhotonengine Blogより引用)

「Photon Fusion」と「Photon Quantum」は、いずれもExit Gamesが提供するSaaS形式のサービスです。Unityなどで利用可能なSDKで、オンラインゲームのリアルタイムマルチプレイ・マッチメイキング機能を実装できます。

関連記事
オンラインマルチプレイを実装できるUnity向けSDK「Photon Fusion」と「Photon Quantum」に無料プランが追加。同時接続100人まで無料で利用可能
2024.03.14

このたび同社は、「Photon Fusion」と「Photon Quantum」で使用できるWebhookの無料提供を開始したとPhotonengine Blog上で発表しました。

デフォルトでは、部屋の作成やプレイヤーの参加/退出、ゲームセッションの終了といった一般的なイベントに対して、全てのユーザーが無料でWebhookを利用できます。また、Enterpriseサービスを契約しているユーザーには、ゲーム特有の複雑なワークフローへの対応といった高度なWebhook機能が提供されます。

各ツールでWebhookを利用する利点として、同ブログ記事では、ゲームセッション作成時に外部システムに対してリクエストを検証することによるセキュリティ強化や、「Photon Quantum」でリプレイデータの保存が可能になることが挙げられています。

そのほか、ゲーム中のプレイヤーのアクティビティの管理や、試合結果やマッチング履歴の記録、プレイヤーランキングの更新、報酬の配布といった活用例が語られています。

詳細はPhotonengine Blogをご確認ください。

「Webhooks Free now available for Photon Fusion and Quantum – 4 examples of webhooks」Photonengine Blog

関連記事

Xbox・Microsoft Storeにおけるゲームリリース手順を解説。Microsoftが公式ドキュメントを公開
2025.11.18
ゲーム業界における国内最大規模のカンファレンス「CEDEC2026」、来年7/22(水)~24(金)に開催決定
2025.11.18
フォントサービス「フォントワークス LETS」「Monotype LETS」のゲーム組込オプション、11/28(金)に提供終了
2025.11.18
スウェーデンのゲーム業界団体「Dataspelsbranschen」、2025年度の年次レポートを公開。国内業界収益が増加する一方、CPCネットワークのアプリ内課金規制方針に懸念も
2025.11.17
ユーザーの声を自動監視・AI分析するツール「Oreo」、スマホでの操作に対応。併せてSteamコミュニティの投稿も収集可能に
2025.11.17
Steamゲームの「Steam Machine/Frame」対応状況を確認できる「Verifiedプログラム」開始へ。詳細は近日中に発表予定
2025.11.14

注目記事ランキング

2025.11.12 - 2025.11.19
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

エミッター(Emitter)
エミッター
  1. 英語で「放出器」「放出源」のこと。
  2. ゲーム開発においては、パーティクルを生み出す発生源のことを示すことが多い。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!