この記事の3行まとめ
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは2023年11月7日(火)、Unityのエディター規約を更新したことを発表しました。
Unity エディターソフトウェア規約の更新についてhttps://t.co/mi0GXnKBq3
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) November 7, 2023
Unity エディターソフトウェア規約の更新についてhttps://t.co/mi0GXnKBq3
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) November 7, 2023
今回の規約更新は、2024年1月1日より適用される新料金システム「Unity Runtime Fee」への対応が中心です。
Unity Runtime Feeについては2023年9月12日に発表されましたが、従業員やコミュニティからのフィードバックにより、内容が大幅に変更されています。
変更後の修正案では「使っているUnity エディターのバージョンに適用される条件を、同じバージョンを使用し続ける限り、維持できるようにする」というものが挙がっていました。
また、2024年以降にリリースされる長期サポート版(LTS)(※)以降を使って開発されたゲーム、または開発中にそのLTS版にアップグレードしたゲームでない場合は、Unity Runtime Feeは適用されないことも明言されていました。
※ 記事執筆時点では、「Unity 2023 LTS」と呼ばれているバージョン
今回の規約更新では、これらの点が明文化・掲載されました。GitHubリポジトリやUnity公式の規約ページで詳細を確認できます。
Unity Runtime Feeとは
Unity Runtime Feeは、Unity Plus/Pro/Enterpriseなどの利用料金とは別に発生する料金システムです。一定の収益やインストール数を超えた作品が対象で、複数の条件を満たすと、作品がインストールされるごとに追加料金が発生します。
最大2.5%の収益、または一意の「初回エンゲージメント数」に基づいて計算される金額のうち、少ない方が請求されます(いずれも月次ベース)。
初回エンゲージメントの定義は、「特定のエンドユーザーが、1つの配布プラットフォームにおいて初めて、正常かつ合法的に、Unity Runtimeを使用して稼働しているゲームの取得、ダウンロード、またはゲームへの参加を行った瞬間」です。
なお、「収益」と「初回エンゲージメント数」は、Unity Technologies側の計測ではなく、自身の持つデータに基づいて自己申告する形です。
Unity Runtime Feeの詳細は、こちらをご確認ください。
規約更新に関する発表の全文はこちらを、Unityの利用規約についてはこちらをご確認ください。
Unity エディターソフトウェア規約の更新についてUNITY EDITOR SOFTWARE TERMS