この記事の3行まとめ
- 『GameMaker』がVersion 2023.6へアップデート
- PARAMETRIC EQによってサウンドを細かく調整できるように
- デバッグ機能や、テキストのアップスケール機能も改良
YoYo Gamesは、2Dゲーム向けエンジン『GameMaker』のVersion 2023.6をリリースしました。
📢📢 #GameMaker version 2023.6 is out now and brings a new audio effect, an updated debug overlay, and expanded SDF support.
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— GameMaker (@GameMakerEngine) July 4, 2023
主なアップデート項目は以下の通りです。
- PARAMETRIC EQ
- NEW DEBUG OVERLAY
- MORE SDF SUPPORT
PARAMETRIC EQ
異なる周波数のフィルターを組み合わせることで、オーディオの周波数を変更する機能です。既存のhigh-pass、low-passのフィルターに加え、新たに追加されたPeak EQ、High Shelf、Low Shelfのフィルターを使用することで、周波数をコントロールします。
画像は公式ブログより引用
- high-pass:指定した周波数以下をミュートする
- low-pass:指定した周波数以上をミュートする
- Peak EQ:指定した周波数を中心に指定したゲインでピークやディップをつくる
- High Shelf:指定した帯域より上の周波数を調整する
- Low Shelf:指定した帯域より下の周波数を調整する
NEW DEBUG OVERLAY
デバッグの際に使用するshow_debug_overlay()が、複数のウィンドウで表示できるようになりました。FPS、出力ログ、オーディオに関連するデバッグ情報が確認できます。
画像は公式ブログより引用
MORE SDF SUPPORT
鮮明な状態を保ったまま、テキストのアップスケールを可能にする機能です。従来は、ランタイムで作成されたフォントしかサポートしていませんでしたが、アップデートによって、IDEで追加したフォントにも適用できるようになりました。
画像は公式ブログより引用
インスペクタまたは、フォントエディタから適用可能(画像は公式ブログより引用)
他にも、独自のプログラミング言語「GML」の改良や、バグレポートパッケージを送信するオプションの実装などのアップデートが行われています。
アップデートの詳細はこちらをご確認ください。
GameMaker Version 2023.6 ニュースリリース