インディーゲーム開発者向け育成プログラム「iGi indie Game incubator」の第三期生募集が開始

2022.12.23
ニュース
この記事をシェア!
twitter facebook line B!
twitter facebook line B!

iGi indie Game incubatorが、来年4月から開始する「第三期生」の募集を開始しました。

iGiは、国内インディーゲーム開発者に技術面とビジネス面の支援を行うプログラムです。半年間、400時間以上のサポートが無償で提供され、権利は開発者が保持。作品は80社以上のパブリッシャーに紹介されます(IndieGamesJp.devの運営元株式会社ヘッドハイは、本プログラムのアドバイザーとして参画しています)。

昨今さまざまなインディーゲーム開発者向けのプログラムやコンテストがある中で、iGiはゲームの販売(パブリッシング)を行わない唯一のプロジェクトです。ゲーム開発者が世界中のパブリッシャーの中からより良い契約条件を引き出せるようにするための育成をテーマとしています。そのため、ゲームの権利に関する契約はありませんし、ゲームを完成させるための期限もありません。

具体的には「開発者への知見の提供」に力を入れ、400時間を超えるメンタリング(オンラインミーティングによる技術・マーケ・法的知見などのセッション)を実施します。参加チームを支えるメンター陣は、先行して成功しているインディーゲーム開発者やゲーム産業に実際に従事する各分野のエキスパートを用意しています。

「ゲームデモのブラッシュアップ」と「作家として生きるための知見」を提供

iGiのプログラム期間は半年間ですが、ゲームの完成を目指すものではありません。より良い条件でパブリッシャー契約や投資を獲得するためのデモ(バーティカルスライス)を作ることを目指します。また、ゲームをパブリッシャーへ紹介するための短いプレゼンテーション(ピッチ)についても訓練を行い、日本語・英語でのプレゼンができるようになります。英会話ができる必要はありません。

iGiが持つパブリッシャーとのつながりを生かし、プログラム最終日にはパブリッシャー担当者を一堂に集めたプレゼン機会を提供。メディアやプラットフォーマーも来場し、ゲーム作品が今後販売に向けて活動していくための基礎作りを提供します。

iGiに採択されるのは毎年5チーム限定です。これまでどのようなゲームが採択されたかは、公式サイトから確認できます。そのうちの1組、『虹の降る海』を開発中の白黒羊氏は、振り返りの記事を公開しています。

応募には、「ゲームがSteamで販売予定であること」「ゲームがある程度動くデモが存在すること」「パブリッシング契約がまだ締結されていないこと」などの条件があります。今すでに作っているプロジェクトにおいてさらなる発展を目指したい開発者は、ぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。

iGi公式サイトはこちら

本記事はIndieGamesJp.devとのメディア提携により掲載しています。

元記事URL:https://indiegamesjp.dev/?p=6586

関連記事

ASUS JAPAN、120Hz駆動・フルHDの7型液晶を搭載したポータブルゲーミングPC「ROG Ally(アールオージー エイライ)」を発表。6/2より予約開始
2023.05.29
2023年秋にApple公証サービスのアップデート。11/1以降にAppStore以外でmacOSソフトウェアを配布する際はXcode 14以降かnotarytoolが必要に
2023.05.29
Amebaのデザインシステム『Spindle』のアニメーションシステムの解説記事が公開。一貫性のあるAmebaらしいアニメーション制作の仕組みが語られる
2023.05.29
Unity 2022 LTSが6月に公開!DOTSによるパフォーマンス向上やHDレンダーパイプラインを使ったエフェクト機能などを紹介
2023.05.26
mocopiの動作確認済みシステムにUnreal Engineが追加!UEでもリアルタイムにモーションデータを取り込むことが可能に
2023.05.26
Epic Gamesが『バーチャル プロダクション ビジュアライゼーション ガイド』を公開。Unreal Engineを使ったバーチャルプロダクション撮影の手順を解説
2023.05.26

注目記事ランキング

2023.05.22 - 2023.05.29
1
『フォートナイト』で動く本格的なゲームが作れるツール「UEFN」とは?従来のクリエイティブモードから進化したポイントを一挙紹介!
2
フォートナイト上にオリジナルゲームを開発・公開できるPC専用エディタ『Unreal Editor For Fortnite(UEFN)』、ついにリリース!
3
【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう
4
【2022年5月版】今から始めるフォートナイトの「クリエイティブ」モードープレイ開始から基本的な操作方法まで解説
5
UEFNのプロジェクトにもEpic MegaGrantsが適用されることが改めてアナウンス。採択されれば、約5,000ドルから25,000ドルの資金援助
6
【STEP3】オリジナルのアスレチックコースを作ろう
7
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
8
【CHALLENGE3】UEFNの機能「ランドスケープ」を使ってオリジナルの地形を作る
9
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.5「島の設定」
10
【STEP1】「UEFN」を入手しよう
11
【CHALLENGE2-1】フレンドと一緒にゲームを作ろう――UEFNプロジェクトをチームメンバーとリアルタイムで共同編集する
12
ゲームを開発し、フォートナイト上に公開できるPC専用エディタ『Unreal Editor For Fortnite(UEFN)』、Epic Games Storeに登場。3/23(木)リリース予定
13
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.1「アイテム系」
14
【STEP4-1】コース外に出たらデスする仕組みを作る
15
フォートナイトとUEFNがv24.40にアップデート。クリエイターの作品が一覧表示される「クリエイターページ」が利用可能に
16
【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る
17
【STEP5-1】スタート時のカウントダウンを作る
18
『Minecraft』次回大型アップデートver1.20で桜バイオームが登場予定。Java版スナップショットで一足先に体験可能
19
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.4「ゲームシステム系」
20
【STEP4-3】仕掛けを使って「坂を転がるボールのギミック」を組み込む
21
【STEP5-2】ゴールの仕組みを作る
22
【STEP6-1】「オリジナルキャラクターを登場させよう」――Fabでアセットをダウンロードしよう
23
『Fortnite』クリエイティブモードで「スパイダーマン」と「ヴェノム」の世界を再現、一般参加可能のe-sports大会が開催
24
【STEP6-3】「オリジナルキャラクターを登場させよう」――キーボーとムラスケのメッシュをインポート
25
まるで『マイクラ』?ボクセル地形を生み出す無料アセット「VoxelPlugin Free」で”地形を掘ったり積み重ねたり”して遊んでみよう
26
【STEP6-4】インポートしたアセットを使ってギミックを作る
27
Epic Games、UEFNとフォートナイト クリエイティブモードを紹介したライブ配信のアーカイブを公開。制作の始め方からゲーム公開までの大まかな流れがわかる
28
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.2「ユーティリティ系」
29
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.3「プレイヤー系」
30
フォートナイトがv22.30にアップデート!クリエイティブモードにて「バトルロイヤル島」が登場したほか、メモリ使用量を表示する新たなマップUIが追加
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

乱数
ランスウ プログラムにおいてランダムに生成される数値。アルゴリズムによって導かれ、実際には完全なランダムではないため疑似乱数とも呼ばれる。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!