この記事の3行まとめ
- コードエディター「Zed」の1.0がリリース。Rustでの構築で高速な動作を実現
- macOS、Windows、Linuxにて数十種類のプログラム言語に対応。AI支援にも基盤レベルで対応
- 人間同士だけでなく、今後はAIエージェントとのリアルタイムなコードの共有も目指す
Zed Industriesは2026年4月29日(現地時間)、同社が開発するオープンソースのコードエディター「Zed」のバージョン1.0をリリースしたことを同社のブログにて発表しました。
We've shipped more than a thousand versions of Zed, but all of them began with zero. Today, that changes.https://t.co/AJ0crNOFhU pic.twitter.com/VyPjH2WG4j
— Zed (@zeddotdev) April 29, 2026
We've shipped more than a thousand versions of Zed, but all of them began with zero. Today, that changes.https://t.co/AJ0crNOFhU pic.twitter.com/VyPjH2WG4j
— Zed (@zeddotdev) April 29, 2026
Zedは、GitHub製ソフトウェアフレームワーク「Electron」を採用したコードエディター「Atom」(※)の開発チームによって2023年にリリースされた、オープンソースのコードエディター。
※ Atomは2022年に開発を終了している
Zed v1.0(画像は公式サイトより引用)
本エディターでは、「Electron」ではなく「Rust」で開発を行い、GPUを活用し描画する独自のフレームワーク「GPUI」を構築。これにより、高速なレスポンスを実現させています。
Zed 1.0の特徴
今回、Zedは1.0を名乗るにあたり、以下のような特徴を挙げています。
(画像は公式Xより引用)
macOS、Windows、Linuxに対応し、数十種類のプログラム言語とそのエコシステムをサポート
5年間にわたる開発の中で、macOSだけでなく、LinuxやWindowsにも対応するように進化してきました。数十種類のプログラム言語をサポートし、Git統合、SSHリモート接続、デバッガーといった現代の開発環境に不可欠な機能を網羅しているそうです。
「AIネイティブ」のエディター
複数のエージェントの並列実行、キーストローク単位で予測する編集予測機能など、AIを後付けではなくエディタの基盤そのものに組み込むことで高度な機能を実現しているといいます。Claude Agent、Codex、OpenCode、Cursorといったエージェントと連携可能とのことです。
スレッドごとに異なるエージェントを組み合わせ、複数のプロジェクトをまたがって作業ができる(画像は公式サイトより引用)
企業向け「Zed for Business」もリリースへ
請求の一元化、ロールベースのアクセス制御、チーム管理といった、企業向けの機能をもった「Zed for Business」について、リリースに向けて準備中とのことです。
人間とAIエージェントによるリアルタイム協働の環境に向けて
創業当初から、高性能なコラボレーションコーディング環境を構築することを目指していたZed。それは、実装済みの人間同士のリアルタイム共同編集機能を超えて、人間とAIエージェントとの協働を意味するようになったといいます。
今後の方向性として、CRDT(変更履歴データ)を基盤とした同期エンジンであるDeltaDBの積極的な開発が挙げられています。DeltaDBは、文字レベルの粒度であらゆる変更を追跡することで、複数の人間とエージェントがコードベースを共有し、レビューや修正を可能にすることを目指すそうです。
バージョン番号が0.xから1.0になったZedですが、これはもちろんゴールではなく通過点であり、引き続き毎週リリースを続けるとブログは結んでいます。
Zedは、こちらからダウンロードが可能です。
「Zed」ダウンロードページ「Zed」公式サイト