この記事の3行まとめ
- Adobeのフォントサブスクリプションサービス「Adobe Fonts」にて、バリアブルフォント「百千鳥」がリリース
- バリアブルフォントとは、文字の太さや縦/横の圧縮率など書体のスタイルが調整できるフォントフォーマット
- Adobe Creative Cloudのサブスクリプションに登録することで利用できる
2025年2月13日(木)、Adobeが提供するフォントサブスクリプションサービス「Adobe Fonts」にて、「百千鳥」がリリースされたと発表されました。
「百千鳥」は、Adobe Creative Cloudのサブスクリプションに登録することで利用可能。個人および商用利用が許諾されています。
お待たせいたしました!
バリアブルフォント #百千鳥 をリリースしました🙌百千鳥は、太さのバリエーションだけでなく、縦長から横長までの広い範囲の縦横比の文字の形をカバーし、横組みにも縦組みにも対応する画期的な日本語バリアブルフォントです。#AdobeFonts から今すぐダウンロード!
— アドビ クリエイティブ クラウド (@creativecloudjp) February 13, 2025
「バリアブルフォント」は、複数のバリエーションの書体を同一のフォントファイルに統合することで、フォントのスタイルを自由に編集可能としたフォーマットです。
このたび登場したバリアブルフォント「百千鳥」は、文字の太さ(ウエイト)や傾斜、縦向き/横向きの圧縮率を調整可能。限られたスペースに文字を納めたり、見出しと本文のバランスを整えたりと、可読性やデザインの統一感を向上できるとしています。
「百千鳥」紹介映像(動画はAdobe Blogより引用)
看板の描き文字などを彷彿とさせる、平体・長体を表現できるとしている(画像はAdobe Blogより引用)
カラーグリフ(絵文字)として小鳥のイラストが付属。通常の文字と同様にバリアブル仕様で、スタイルの調整が可能とのこと。
2024年4月に発表された同フォント。構想から完成まで15年を要したと語られています。
(画像はAdobe Blogより引用)
なお、「百千鳥」のリリースと併せて、Adobe Fontsで使用できるフォントのラインナップが拡充されたことも発表。デザインシグナル/日本書技研究所/TNOFデザイン/ヨコカクがパートナーに加入し、追加されたフォントがAdobe Blogにて紹介されています。
「百千鳥」の詳細は、Adobe BlogやAdobe Fontsのページをご確認ください。
「2025年2月 日本語のバリアブルフォント「百千鳥」がついに登場!さらに Adobe Fontsのラインナップが大幅拡充しました」Adobe Blog「百千鳥」Adobe Fonts