音楽制作にまつわるテクノロジーの隆盛や、多彩な音楽表現について論じる書籍『音楽制作 – プログラミング・数理・アート –』、コロナ社より4/8(火)に発売

2025.02.03
ニュースサウンド
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この記事の3行まとめ

  • コロナ社、『音楽制作 – プログラミング・数理・アート –』を2025年4月8日(火)に発売
  • AI技術の発展などが音楽制作にもたらす影響や、人の手で音楽を生み出す価値について再考するヒントになるとしている
  • 電子楽器の歴史や技術、プログラミングを用いた音楽制作、数学理論やメディアアートと音楽の関係などを解説

コロナ社は2025年4月8日(火)、テクノロジーと音楽制作の関係性を語る書籍『音楽制作 – プログラミング・数理・アート –』を発売します。

同社の書籍ページによると、予定総ページ数は288ページ、販売予定価格は4,840円

本書は、「人の手で音楽を生み出す意義が生成AIの隆盛により揺らぎ始めている」とした上で、テクノロジーの発展が音楽制作にもたらす影響や音楽表現の価値について再考するための一助とするべく、さまざまな分野における音楽制作技術・表現手法を取り上げて解説しています。

(画像はコロナ社の書籍ページより引用)

本書は全6章構成。シンセサイザーを筆頭とする電子楽器の歴史や技術を紹介しているほか、プログラミングによる音作りや作曲が可能なオープンソースのSDK「SuperCollider」の活用事例などを解説しています。

リアルタイムでコードを書いて楽曲を作り披露するパフォーマンス「ライブコーディング」も紹介。また、オープンソースのライブコンピューティング環境「Tidal Cycles」の使用方法がサンプルコードを交えて解説されています。

そのほか、数学理論を音楽制作に反映させる考え方や、メディアアートと音楽の掛け合わせといった多彩なトピックが取り上げられています。

各章のタイトルは以下の通り。

  • 電子音楽の制作ツール
  • ライブコンピュータ・エレクトロニクス
  • 音響コンポジション
  • ライブコーディング
  • 作曲技法と数理
  • メディアアートとミュージックテクノロジー

『音楽制作 – プログラミング・数理・アート -』の詳細はコロナ社の書籍ページをご確認ください。

『音楽制作 - プログラミング・数理・アート -』コロナ社公式書籍ページ

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