この記事の3行まとめ
PlayCanvasのCEOであるWill Eastcott氏は2024年8月8日(現地時間)、3D Gaussian Splatting(※)に対応したツール「SuperSplat 1.0」をリリースしたと発表しました。同ツールは、MITライセンスのもとオープンソースで無料公開されています。
※ 2023年8月に発表された3DCG技術。静止画をベースに3DCGモデルを生成可能で、生成精度の高さに対して高速にレンダリングできる点などを特徴としている。3Dスキャンしたモデルをレンダリングする際などに使われる
After 10 months of development, it's finally here!
✨SuperSplat 1.0✨
The open source editor for working with 3D Gaussian Splats.
TRY NOW: https://t.co/ZpCz2o7GpB
GITHUB: https://t.co/fmjd2oDRMc pic.twitter.com/9ieuw7Qok1— Will Eastcott (@willeastcott) August 8, 2024
「SuperSplat 1.0」は、3D Gaussian Splattingの技術を用いて作成したPLY形式の3DCGモデルデータを編集・最適化するためのツールです。3DスキャンしたPLYデータから不要な背景を取り除くなどの操作が可能です。
Webブラウザで動作するため、ソフトウェアのインストールなどは不要。誰でも無料で使用できます。
ファイルを読み込むには、「SuperSplat 1.0」のWebブラウザアプリにPLYファイルをドラッグ&ドロップします。
ファイルの情報は「SCENE MANAGER panel」に表示され、このパネル上でSplat(※)の表示・非表示の切り替えや削除が可能です。パネル上のパラメーターを調整することで、モデルの位置座標や方向、サイズなども手軽に操作できます。
※ PLYファイルを構成する点群
なお、記事執筆時点において、同ツールはPLY形式の入出力のみ対応しています。「SuperSplat 1.0」で編集したPLYデータは同社が提供するWebGLベースのオーサリングツール「PlayCanvas Editor」などPLY形式に対応したエディタでさらに編集が可能です。「PlayCanvas Editor」ではアニメーションやポストエフェクトなどを付けられます。
「SuperSplat 1.0」の詳細はGitHubや公式サイトをご確認ください。
「SuperSplat」GitHubリポジトリ「SUPERSPLAT」PlayCanvas公式サイト