3D地理データを最適化するクラウドサービス「Cesium ion」、「PLATEAU」による日本の3D都市モデルが追加

3D地理データを最適化するクラウドサービス「Cesium ion」、「PLATEAU」による日本の3D都市モデルが追加

2024.06.05
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Cesium GS、クラウドプラットフォーム「Cesium ion」への「Japan 3D Buildings」データ追加を発表
  • 「Cesium ion」は、アップロードされた3Dモデルを3D Tile形式に変換・最適化するサービス
  • 「Japan 3D Buildings」は、国土交通省主導の「PLATEAU」が提供する3D都市データセット

Cesium GSは、同社のクラウドプラットフォーム「Cesium ion」にて、「Japan 3D Buildings」データセットの追加を発表しました。

「Cesium ion」は、アップロードされた3D地理データを、3D Tile形式などに変換し、最適化するサービスです。変換されたデータはクラウドに保存され、さまざまなデバイスにストリーミング可能です。

これらのデータは、同社の提供するJavaScriptライブラリ「CesiumJS」をはじめ、3D Tileなどをサポートするさまざまなカスタムアプリケーションで利用できます。

(画像は「Cesium ion」紹介ページより引用)

今回追加された「Japan 3D Buildings」は、日本の国土交通省によるデジタルツイン実現プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」が提供している、3D都市モデルデータをコンパイルしたもので、日本全国2,300万以上の建物の3Dモデルが含まれています。

本データセットに含まれる土地のリストは、G空間情報センターのポータルサイトにて確認可能です。

Unreal EngineでCesiumを動作するプラグイン「Cesium for Unreal」を使い、京都市のデータを読み込んだ例(画像はCesium Blogより引用)

「Japan 3D Buildings」データセットは、Cesium ionへのアクセス後、Asset DepotからMy Assetsに追加することで利用可能です。なお、Cesium ionの利用にはアカウント登録が必要です。

詳細は、Cesium Blogをご確認ください。

Cesium Blog『Cesium ionにPLATEAUデータが登場! Japan 3D Buildings』「Japan 3D Buildings」紹介ページ

関連記事

「Unity 6.4」で予定された破壊的変更を一挙紹介。Render Graph互換モード削除、SRP CoreのPhysics依存解消など
2025.09.17
『1週間でC#の基礎が学べる本 第2版』、インプレスが9/19(金)に発売。初めてのプログラミングをこの1冊から
2025.09.17
10/4(土)・5(日)に大阪で開催されるインディーゲームイベント「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT」、一般公開日の入場チケットが販売開始
2025.09.17
「Unity 6.3 Beta」リリース。UI Toolkitでカスタムシェーダーが使用可能。2Dシーンで3Dメッシュを描画できる機能なども実装
2025.09.17
Unreal Engine 5.7のロードマップが公開。AIアシスタントが実験的機能として導入予定
2025.09.16
Godot Engine最新版「Godot 4.5」正式リリース。ステンシルバッファのサポートや、バックトレースをリリースビルドでも使用可能に
2025.09.16

注目記事ランキング

2025.09.11 - 2025.09.18
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

パッケージ化
パッケージカ ゲーム開発において、ゲームの実行に必要なデータのみを、実行ファイルとそれに付随するデータの形式に変換すること。プラットフォームに合わせたファイルフォーマットに変換するほか、この段階でアセットファイルを再利用や改ざんすることができないように暗号化することが多い。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!