3D地理データを最適化するクラウドサービス「Cesium ion」、「PLATEAU」による日本の3D都市モデルが追加

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2024.06.05
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この記事の3行まとめ

  • Cesium GS、クラウドプラットフォーム「Cesium ion」への「Japan 3D Buildings」データ追加を発表
  • 「Cesium ion」は、アップロードされた3Dモデルを3D Tile形式に変換・最適化するサービス
  • 「Japan 3D Buildings」は、国土交通省主導の「PLATEAU」が提供する3D都市データセット

Cesium GSは、同社のクラウドプラットフォーム「Cesium ion」にて、「Japan 3D Buildings」データセットの追加を発表しました。

「Cesium ion」は、アップロードされた3D地理データを、3D Tile形式などに変換し、最適化するサービスです。変換されたデータはクラウドに保存され、さまざまなデバイスにストリーミング可能です。

これらのデータは、同社の提供するJavaScriptライブラリ「CesiumJS」をはじめ、3D Tileなどをサポートするさまざまなカスタムアプリケーションで利用できます。

(画像は「Cesium ion」紹介ページより引用)

今回追加された「Japan 3D Buildings」は、日本の国土交通省によるデジタルツイン実現プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」が提供している、3D都市モデルデータをコンパイルしたもので、日本全国2,300万以上の建物の3Dモデルが含まれています。

本データセットに含まれる土地のリストは、G空間情報センターのポータルサイトにて確認可能です。

Unreal EngineでCesiumを動作するプラグイン「Cesium for Unreal」を使い、京都市のデータを読み込んだ例(画像はCesium Blogより引用)

「Japan 3D Buildings」データセットは、Cesium ionへのアクセス後、Asset DepotからMy Assetsに追加することで利用可能です。なお、Cesium ionの利用にはアカウント登録が必要です。

詳細は、Cesium Blogをご確認ください。

Cesium Blog『Cesium ionにPLATEAUデータが登場! Japan 3D Buildings』「Japan 3D Buildings」紹介ページ

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