「Steam Audio」がオープンソース化。UnityやUEに統合できる、ゲームやVRアプリ用の空間オーディオツール

「Steam Audio」がオープンソース化。UnityやUEに統合できる、ゲームやVRアプリ用の空間オーディオツール

2024.02.22
ニュースUnityアンリアルエンジンサウンド
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Valveの空間オーディオソリューション「Steam Audio」がオープンソース化
  • 同ツールはUnityやUnreal Engine、FMOD Studioへの統合をサポート
  • 今後もバグ修正や新機能のリリースは継続されるとのこと

2024年2月20日、Valveは空間オーディオソリューション「Steam Audio」をバージョン4.5.2にアップデートするとともに、オープンソース化しました。

(画像は公式ニュースより引用)

Steam Audioは、ゲームやVRアプリのための空間オーディオソリューションです。HRTF (※1)ベースのバイノーラルオーディオ(※2)に加えて、物理学に基づいた音の伝搬を考慮することで没入感を高めます。
※1 頭部伝達関数。音源から発した音が耳に到達するまでの変化を表現する
※2 立体的で、より現実世界の聴き取りに近いサウンド表現

Steam Audioの特徴(画像は公式サイトより引用)

本ツールは、UnityUnreal EngineFMOD Studioへの統合をサポートしています。対応プラットフォームはWindows、Linux、macOS、Android、iOS。

オープンソース化された同アプリケーションは「Apache License 2.0」に基づいてライセンスされており、商用利用が可能です。詳細な利用規約は、GitHubリポジトリのLICENSE.mdをご確認ください。

なお、オープンソース化後もバグ修正や新機能のリリースは継続されるとのこと。

詳細は公式ニュースおよびGitHubをご確認ください。

『Steam Audio Open Source Release』公式ニュース「Steam Audio」公式サイト『ValveSoftware / steam-audio』GitHub

関連記事

Unityでノードエディタを作成できる公式パッケージ「Graph Toolkit」、実験的機能としてリリース。Unity 6.2 Beta/6.3 Alphaで利用可能
2025.07.19
Unreal Engine向けゲーム制作コンテスト「第24回UE5ぷちコン」の作品募集が開始!テーマは「スピード」。応募締切は8/31(日)
2025.07.18
「Unity 6.3 Alpha」リリース。Render Graphがデフォルトで有効化され、互換モードは近い将来削除される
2025.07.18
「CRI ADX」で立体音響・波形エフェクトなどを実装。CRI・ミドルウェア主催の「ADX / ADX LE勉強会 vol.3」、講演資料・アーカイブ動画が公開
2025.07.17
オーディオミドルウェア「Wwise 2025.1.0」ベータ版がリリース。オーディオファイル管理ツール「Media Pool」などが追加
2025.07.16
Unity 6のプロファイリング機能を解説した、Unity公式の電子書籍が無料公開。Unity 6.1で正式対応した「Project Auditor」なども紹介
2025.07.15

注目記事ランキング

2025.07.13 - 2025.07.20
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

マージ(Merge)
マージ 何か複数のものをまとめて1つに融合・統合すること。ゲーム開発において、多くの場合、異なる作業者が同一のファイルを編集したのち、ひとつに統合する作業のこと。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!