この記事の3行まとめ
Pixologicは、3DCGソフトウェア「ZBrush」の公式Youtubeチャンネルにて、『Street Fighter 6 – Capcom – 2023 ZBrush Summit』と題した動画を公開中です。
2023年9月29日~10月2日(日本時間)、PixologicはハリウッドでZBrushのイベント『ZBrush Summit 2023』を開催しました。本動画は同イベントにおけるアーカイブの一つです。
#ZBrush Summit 2023でCapcomの中平様と高木様によるストリートファイター6の登壇が公開されました。
登壇は英語と日本語交互で解説していますので、ぜひご覧ください!https://t.co/XIKk55Gz8h
— ZBrush Japan (@PixologicJP) November 9, 2023
セッションには、『ストリートファイター6』の開発において、リュウなどの主要キャラクターモデルの制作およびモデルのクオリティ管理を担当した中平 銀氏と、テクニカルアーティストとして3Dスキャンやシェーダー作成のサポートを行った高木 康行氏が登壇。
『ストリートファイター6』のキャラクターモデルを、ZBrushでどのように制作したかが語られました。
動画序盤では、カプコンとZBrushとの関係や、同社におけるZBrushの活用方法が紹介されました。
カプコンは2004年、『モンスターハンター』のパッケージアートに使うCGモデルを作るため、ZBrushを初めて採用しました。その後、『バイオハザード5』のゲーム内テクスチャ制作からZBrushが本格的に導入されるようになりました。
ストリートファイター6の開発では、より説得力のあるアートを制作するリファレンスとして3Dスキャンが用いられました。
3Dスキャンデータのクリーンアップや、3Dスキャンデータに基づく素材の作成において、ZBrushが大きく役立ったとしています。
その後は、ZBrushを使ったキャラクターの筋肉やしわを作成するワークフローについて解説。
さらに、キャラクターの造形に対していかに個性をもたせるかが、エディタ画面や実際のゲーム画面、コンセプトアートなどとともに説明されました。
動画本編は、こちらをご確認ください。
Street Fighter 6 - Capcom - 2023 ZBrush Summit|YouTube