この記事の3行まとめ
- UI Toolkitのプログラマー向けの教育用デモ『QuizU』が公開された
- 複数のメニュー画面とゲームフローの管理機能を備えたクイズゲームのサンプルプロジェクト
- アーティストとデザイナー向けのUI Toolkitデモ『Dragon Crashers』もアップデート
Unity Technologiesは、2023年11月28日(現地時間)に『UI Toolkit: New and updated demos for programmers and artists』と題する記事をUnityブログにて公開しました。
(画像はUnityブログより引用)
UI Toolkitとは、UnityのUIを開発するための機能やリソース、ツールを集めたツールキットです。その教育用のサンプルプロジェクトとして、プログラマー向けのデモ『QuizU』が公開されました。
QuizU
『QuizU』は、複数のメニュー画面とゲームフローの管理機能を備えた、クイズゲームのサンプルプロジェクトです。本作を通じ、UI Toolkitコンポーネントのさまざまな活用方法を学べます。
主にプログラマーに向けて作成されており、UI Toolkitの概念とツールについて説明されています。
(画像はUnityブログより引用)
このデモはUXMLファイルを使ったビジュアルツリーや、効率的にコンテナ内でUI要素を動的に配置するためのFlexboxなどといった、UI Toolkitのさまざまな機能やテクニックを使った10個のサンプルと、それら機能の多くを1つのプロジェクトにまとめたクイズゲームで構成されています。
特定のテクニックや機能をそれぞれ説明している10個のサンプル(画像はUnityブログより引用)
ゲームフローの管理や複数のメニュー画面の管理など、多くの機能が説明されたクイズゲーム(画像はUnityブログより引用)
UI Toolkit Sample – Dragon Crashers
『QuizU』の公開とともに、アーティストとデザイナー向けのデモ『UI Toolkit Sample – Dragon Crashers』がアップデートされました。
このデモは、電子書籍『Unityにおけるユーザーインターフェースのデザインと実装』に含まれるワークフローの一部を紹介するために開発され、2022年9月に公開されました。
このデモでは、UI ToolkitとUXML、USSファイルを使用してゲームインターフェイスのレイアウトとスタイルを作成します。
(画像はUnityブログより引用)
今回のアップデートにより、画面の横向き・縦向きに応じたUIの切り替えや、デバイスの使用可能な画面領域内にUIを収めるSafeArea APIの実装のほか、モバイルデバイスのfps上限を60fpsに制限するといった更新がされています。
また、アップデートされた『UI Toolkit Sample – Dragon Crashers』のチュートリアル動画がUnityブログ内にて公開されています。
『UI Toolkit Sample – Dragon Crashers』Unity Asset Store詳細は、Unityブログをご覧ください。
『UI Toolkit: New and updated demos for programmers and artists』Unity Blog