この記事の3行まとめ
Unity Technologiesは、Unityにおけるレベルデザインを解説する電子書籍『INTRODUCTION TO GAME LEVEL DESIGN』を公開しました。Unity公式ディスカッションページから、登録不要かつ無料でダウンロードできます。
『INTRODUCTION TO GAME LEVEL DESIGN』は、3つのパートで構成された、全112ページのPDF資料です。ゲーム開発におけるレベルデザインの概要やワークフローのほか、Unityのレベルデザインツールの使い方などを解説しています。
パート1では、用語やゲームのペース配分をレベルで調節するためのTipsなどに加え、ホワイトボックス(※)を使ったレイアウトの仮組みを含むワークフローが解説されています。
※ レベルの仮組みに使われるシンプルな形状のメッシュ。「グレーボックス」とも呼ばれる
ワークフローの説明では、ホワイトボックスの命名規則にも言及。例である『wall_interior_w2_h4_l6』が示すように、壁であることや寸法が、レベルのルックを制作するアーティストに伝わりやすい名前が推奨されています。
そのほか、ホワイトボックスで構成されたレベルのスクリーンショットに基づき、コンセプトアーティストにイメージ図を描いてもらう手法も紹介されています。
パート2では、Unityの使用経験が少ないレベルデザイナーに向け、Unityでレベルデザインを行う方法について解説。Unityにおける3D・2Dアセットの仕様や、物理シミュレーションが適用されるシーン内のオブジェクトをデバッグする機能「Physics Debugger」などが紹介されています。
パート3では、Unity上でモデリングが可能な「ProBuilder」やスカルプトツール「Polybrush」、地形生成ツール「Terrain」などのレベルデザインツールの使い方を解説しています。
なお、記事執筆時点では英語版のみが公開されています。
電子書籍の詳細は、Unity Blog『Our first-ever e-book for level designers is here』や公式ディスカッションページをご確認ください。
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