『Unity 2023.1 Tech Stream』の新機能、Unity公式ブログにて紹介。厚みのある半透明オブジェクトをリアルに表現可能になったほか、新たなレンズフレアの生成機能も実装

『Unity 2023.1 Tech Stream』の新機能、Unity公式ブログにて紹介。厚みのある半透明オブジェクトをリアルに表現可能になったほか、新たなレンズフレアの生成機能も実装

2023.07.06
ニュースUnity
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 『Unity 2023.1 Tech Stream』の主な機能を紹介する記事が公式ブログにて公開
  • ポストプロセスでレンズフレアが表現できるようになった
  • 半透明オブジェクトのレンダリング時に厚みを考慮できるように

Unity Technologiesは、公式ブログにて、『Unity 2023.1 Tech Stream』の主な機能を紹介する記事を新たに公開しました。

(画像は公式ブログより引用)

Unity 2023.1 Tech Streamでは、HDレンダーパイプライン(以下、HDRP)とユニバーサルレンダーパイプライン(以下、URP)などに新機能が追加されたほか、マルチプレイ機能の拡充などのアップデートが施されています。

Screen Space Lens Flaresが追加

Unity 2023.1では、ポストプロセス内でレンズフレアが生成できるようになりました。

従来は各光源に対してレンズフレアを設定する必要があったのに対し、Screen Space Lens Flaresはポストプロセスであるため画面上の光すべてにレンズフレアが生成されます。

Screen Space Lens Flaresは、HDRPURPの両方で使用可能です。

発光するマテリアルや反射光など、画面上のすべての光にレンズフレアが生まれる。強度は調整可能(動画は公式ブログより引用)

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンによるScreen Space Lens Flaresの解説動画

Water Systemがアップデート

Unity 2023.1 Tech Streamでは、Water Systemがアップデート。Water Systemは、Unity 2022.2より機能が刷新されています。

記事では、Water Systemによって作られる水面をカスタマイズする機能をいくつか紹介。指定した形状内の水を取り除く「Water Excluder」や、水面を変形させて波や滝などを表現する「Water Deformer」、水面上にある物体の動きに応じた白波をシミュレーションする「Foam Generator」などを挙げています。

「Water Deformer」によって水面の高さを変え、滝を表現している(動画は公式ブログより引用)

Water Systemの機能は、HDRPパッケージにサンプルが用意されているほか、GitHubで配布されているデモプロジェクトで試用できます。

サンプルとして提供されているシーン(画像は公式ブログより引用)

関連記事
数か所のクリックで海が作れる、新しいWater Systemを紹介した記事がUnityブログで公開。ビーチに近づく波やボートで発生する泡など設定可能
2023.07.03

厚みを考慮した半透明オブジェクトのレンダリングが可能に

HDRPで半透明オブジェクトをレンダリングする際、オブジェクトの厚みを考慮して光の透過を計算できるようになりました。

例えば、オブジェクトが複雑な形状のときや複数の半透明オブジェクトが重なったときなど、ピクセル単位で何度も半透明の描画処理を行うシーンでもリアルに表現してくれます。

カメラから見た厚みが薄い箇所は光がより透過し、厚い場所はほとんど光が透過しない(画像は公式ブログより引用)

記事中ではほかにも、High Quality Line Rendering(※1)やAdaptive Probe Volumes(※2)、実験的な機能であるMultiplayer Play Mode(※3)に加え、レイトレーシング機能の改善などについて説明しています。
※1 ヘアやファーなどのラインを高度にレンダリングする機能
※2 中のオブジェクト密度に応じてライトプローブの密度を変化させる領域
※3 エディタ上でマルチプレイをテストできる機能

同一のメッシュが大量に存在するシーンに対し、より効率的にレイトレーシングできるようになった(画像は公式ブログより引用)

Multiplayer Play Modeを使用すると、1台のマシン上で、複数のプレイヤーが接続するオンラインマルチプレイを再現できる(画像は公式ブログより引用)

詳細は、こちらをご確認ください。

Unity 2023.1 Tech Stream is now available|Unity 公式ブログUnity 2023.1.0 Tech Stream リリースノート|Unity 公式ドキュメント

関連記事

Unity Technologies、動的な照明効果を処理するURP向けの新機能「Surface Cache GI」プレビュー版をUnity 6.6 Alphaにて公開
2026.05.28
バグも採用しながら温もりのある描画表現を実装。歩荷のブタが主役の探索謎解きアドベンチャー『A Tiny Wander』取材&試遊レポート【BitSummit PUNCH】
2026.05.24
誰もが作りたいゲームを作れる時代に。100作品超のヒットメーカー「トモぞヴP」が語る、発想力と開発スピードの高め方【簗瀬×神山のゲームデザインインタビュー #3】
2026.05.21
Unityの流体シミュレーションで躍動的な炎を表現。『Ignitement』のVFX制作事例、Unity公式ブログで解説
2026.05.17
ゲーム開発関連ツールのリリース・アップデートまとめ【2026/5/16】
2026.05.16
登山シム『Cairn』のUnity採用事例を解説。Texture3Dを用いた描画手法や、Compute Shaderによる座標取得などをUnity公式ブログで紹介
2026.05.15

注目記事ランキング

2026.05.23 - 2026.05.30
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ビヘイビアツリー(Behavior Tree)
ビヘイビアツリー AIの思考、行動をツリー状の構造図で定義したもの。およびそのシステム。挙動の優先順位や条件を定義していくことにより、複雑なAI挙動をシンプルに実現できる。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!