Unity 2022 LTSが6月に公開!DOTSによるパフォーマンス向上やHDレンダーパイプラインを使ったエフェクト機能などを紹介

2023.05.26
ニュースUnity
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この記事の3行まとめ

  • Unity 2022 LTSが2023年6月に公開
  • 新機能追加やAPIの変更はないが安定性の高い長期サポート版
  • DOTSやHDレンダーパイプラインなどの機能が紹介される

UnityはUnity 2022 LTSを2023年6月に公開することを発表しました。

(画像はUnity公式Facebookより引用)

Unity LTS (Long Term Support) とは、長期サポートされるバージョンを指します。新機能の追加やAPIの変更は行われず、2年間にわたり修正プログラムが提供される安定性の高いバージョンです。

Unity公式ブログでは、Unity 2022 LTSの注目ポイントとして、DOTSマルチプレイヤーHD環境高パフォーマンスで動くビジュアルなどを紹介しています。

DOTS

Data Oriented Technology Stack(DOTS)とは、データ指向型の技術スタックです。Burst CompilerC# Job System、そして今回本番環境用が追加されたECS for Unityの3つの機能で構成されています。マルチコアプロセッサによるデータ処理の並列化により、パフォーマンスが向上します。

マルチプレイヤー

Unity 2022 LTSは、Netcode for Entitiesを正式にサポートし、パッケージがエンジンに同梱されるようになりました。
Netcode for Entitiesは、ゲームパフォーマンスと機能を高めるネットワーク機能です。多人数参加型のオンラインゲームなどで、プレイヤーやインタラクティブなオブジェクトなどの数を増やすことが可能です。

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高品質な自然環境

天候の状態をシームレスにブレンドして雲や水の変化をリアルタイムに確認することが可能(画像はUnity公式ブログより引用)

Unity 2022 LTSには、HDレンダーパイプライン(HDRP)を使った機能が多数含まれています。ボリュメトリックマテリアルなどを使ったプロシージャルなフォグや、新しいWater Systemを使って海や川などを追加することも可能です。

高品質なライティングと強化されたビジュアル

Forward+ レンダリングにより多くのライトをシーンに配置することが可能(画像はUnity公式ブログより引用)

Unity 2022 LTSのユニバーサルレンダーパイプライン(URP)は、よりリアルなライティングを作り出すことで、デバイスに縛られない高品質なビジュアルを実現させることができます。ライトの制限数が撤廃されるForward+ レンダリングや、グラフィックの切り替わりがスムーズになるLODクロスフェードなどいくつかの機能が紹介されています。

機能紹介のほか、プラットフォームのポテンシャルを引き出すための最適化について紹介しています。また、2023年6月22日にはUnity 2022 LTSの機能を紹介するライブストリーミングも開催されるそうです。

詳細はUnityブログ『Unity 2022 LTS が 6 月に公開されます』をご確認ください。

Unity ブログ『Unity 2022 LTS が 6 月に公開されます』

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