Unityブログで『Crying Suns』のグラフィック解説記事が公開。現実にはありえない「宇宙かすみ」でダークな「深宇宙」を表現

Unityブログで『Crying Suns』のグラフィック解説記事が公開。現実にはありえない「宇宙かすみ」でダークな「深宇宙」を表現

2023.02.10
ニュースUnity
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 『Crying Suns』のグラフィック構築プロセスを解説する記事が、Unityブログにて公開
  • 同作の舞台である「重厚でダークな宇宙」らしさを出すため、物理的に不正確な現象「宇宙かすみ」を表現するエフェクトをあえて追加
  • 併せて、ユーザーが同様のエフェクトをUnityで実装するプロセスについても解説される

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、Unityブログにて『より深く暗い宇宙をデザインする:Alt Shift 『Crying Suns』のビジュアルエフェクト』と題した記事を公開しました。

記事中では、2Dゲーム『Crying Suns』の開発者が、同作の舞台である深宇宙のグラフィックを、どのようなレンダリング技術を用いて構築したか説明しています。

Crying Suns』では、ダークで重厚な宇宙らしさを出すために「宇宙かすみ(space haze)」という架空の現象を表現するエフェクトをあえて追加。これにより遠近感が強調されたほか、ゲームのイメージ構築にも役立ち、大きな効果があったと言います。

宇宙かすみ適用前後の比較は、以下の通り。(画像はUnityブログより引用)

Before
After

「宇宙かすみ」エフェクトによって、背景の星よりもステーションが手前にあることが強調される(画像はUnityブログより引用)

記事の最後には、同様のビジュアルエフェクトをユーザーが実現する手段として、UnityのURPビルトインレンダーパイプラインで実装するプロセスが解説されています。詳細は、Unityブログをご覧ください。

より深く暗い宇宙をデザインする:Alt Shift 『Crying Suns』のビジュアルエフェクト『Crying Suns』公式サイト

関連記事

Unity Pro/Enterpriseの価格改定が発表。2026年1月12日(太平洋標準時)より約5%の値上げ
2025.11.11
ブラウザで3Dアプリを作成できるUnity公式エディター「Unity Studio」、無料ベータ版がリリース。2025年末まで提供中
2025.11.11
Unity 6におけるScriptableObjectを解説した無料公式電子書籍、日本語版が公開。無料公式サンプルプロジェクトも提供中
2025.11.10
Unityの20周年を記念したゲームジャム「Unity 20th Anniversary Game Jam」、11/8(土)~11/10(月)に開催
2025.11.07
『WIND BREAKER 不良たちの英雄譚』のアート開発秘話、Aimingがブログで公開。モデルやモーションに込めたこだわりを解説
2025.10.29
Unity開発者向け技術カンファレンス「U/Day Tokyo 2025」、12/11(木)に汐留で開催。Unity 6.3のグラフィックス機能解説や、Cygames『シャドバWB』開発事例など
2025.10.27

注目記事ランキング

2025.11.09 - 2025.11.16
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

マーケットプレイス(Market Place)
マーケットプレイス
  1. インターネット上で売買を行う仕組みやウェブサイト自体を示す。
  2. Epic Games LauncherやアンリアルエンジンのWebサイトからアクセスできる、アンリアルエンジン用のオンラインストア。アセットやプラグインなどの販売・購入が可能。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!