この記事の3行まとめ
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、「長編アニメーションでの Ziva の活用:スタイル化されたシミュレーションと機械学習に対応したワークフロー」と題した記事をUnityブログにて公開しました。
Zivaの技術によるシミュレーションを使って有機的な感触のあるキャラクターのデフォーメーションを処理する手法について紹介します。
この手法を長編アニメーションの制作で適用する効果なども紹介します。https://t.co/5v19r2ZKBU
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) January 20, 2023
同記事では、Ziva Dynamicsが開発するUnityアートツールの1つ『Ziva VFX』を使い、長編アニメーションを制作する手法を紹介しています。
『Ziva VFX』は、『Maya』のプラグインとして提供されているシミュレーションツールです。
筋肉、脂肪、皮膚などの軟らかい組織の物理的性質をシミュレートし、デフォーメーション(※)を自動調整することにより、リアルで自然な動きのキャラクターをスピーディかつ高精度に制作できます。
※3Dモデルをオブジェクトなどに合わせて変形させる手法。この場合は制御用のリグなどのコントロールに合わせ、軟組織部分を適切に変形させる仕組み
近年では、Untiyのリアルタイム技術デモ「Lion: A glimpse of the future with Unity Art Tools」でも使用され、高品質なビジュアル表現における有用性が示されました。
今回公開された記事では、『Ziva VFX』のシミュレーションを、ノンフォトリアル調のキャラクターに適用することの意味と利点を解説。
また、オリジナルのキャラクターを用いたキャラクターシミュレーション制作の流れを追いながら、機械学習の利用を含めたシミュレーションの過程や制作ノウハウなどが紹介されています。
また、このキャラクター特有の太く短い手の動きのシミュレーションに関しては、ボーンの数を減らして複雑さを最小限にするなど、より詳しい説明がされています。
詳細は、「長編アニメーションでの Ziva の活用:スタイル化されたシミュレーションと機械学習に対応したワークフロー」をご確認ください。
長編アニメーションでの Ziva の活用:スタイル化されたシミュレーションと機械学習に対応したワークフロー『Ziva VFX』公式サイト