この記事の3行まとめ
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、「あらゆるプラットフォームで、気持ちよく遊べるデジタルカードゲームを。『遊戯王 マスターデュエル』開発チームに聞く、Unity採用の理由」と題したインタビュー記事を「Unity for Pro」にて公開しました。
コナミデジタルエンタテインメントさんの『遊戯王 マスターデュエル』。
開発にあたりUnityを採用した理由などを、開発チームに伺いました。https://t.co/Bet9Y1qOO9
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) July 27, 2022
コナミデジタルエンタテインメントさんの『遊戯王 マスターデュエル』。
開発にあたりUnityを採用した理由などを、開発チームに伺いました。https://t.co/Bet9Y1qOO9
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) July 27, 2022
『遊戯王 マスターデュエル』は、大人気カードゲーム『遊戯王オフィシャルカードゲーム』(以下、OCG)をオンラインで楽しめるコナミデジタルエンタテインメントのデジタルカードゲームで、モバイル端末から次世代機まで幅広いプラットフォームでプレイ可能となっています。
公開された記事では、『遊戯王 マスターデュエル』の開発にあたりUnityを採用した理由などを、ディレクター 吉川貴彦氏、プログラムリーダー 松本一也氏、デザインリーダー 庄司泰之氏が語っています。
記事によると、本作ではアナログカードゲームであるOCGに近づけるために、対戦ルールはOCGの現行ルールをほとんどそのまま再現しているそうです。また、より本格的な『デュエル』を体験してもらうために、収録カード数も2016年配信スタートの『遊戯王 デュエルリンクス』より大幅に増加して、現時点で10,000種類以上を実装されているとのことです。
マルチプラットフォーム対応である本作では、SRP(Scriptable Render Pipeline、スクリプタブルレンダーパイプライン)について悩みがあったといいます。モバイル端末向けと次世代機向けとでレンダーパイプラインを分けるとデザイナーの負担も2倍になります。そこで、モバイル端末向けを想定していたURP(Universal Render Pipeline、ユニバーサルレンダーパイプライン)を使えば次世代機でも十分なパフォーマンスが出せるとUnityスタッフからアドバイスをもらったことが、Unityを採用した決め手になったといいます。
松本氏は、対応言語数×10,000種類以上のカードを美しく見せるのに苦心したと語っています。カードのテキストにてリアルタイム禁則処理(※)を迅速に行うにあたり、フォントサイズの計算や改行を自動で行うTextMesh Pro機能を活用したそうです。
※文章が読みにくくなることを避ける機能のひとつ。句点や読点が文頭にくることや英単語が途中で改行されることなどを防ぐ。
e-sportsへの発展も視野に入れられており、対戦者も観戦者も楽しめるように大型スクリーン4K画質の対応やOCGの複雑なルールをわかりやすくアシストする機能・UIを実装などの工夫がされています。
詳細は、Unity for Proで公開されている記事をご覧ください。
「あらゆるプラットフォームで、気持ちよく遊べるデジタルカードゲームを。『遊戯王 マスターデュエル』開発チームに聞く、Unity採用の理由」記事ページ