『Unity 2022.1 TECH ストリーム』が公開、「Spline authoring framework」などの開発中の技術を使用できるUnity最新版が正式リリース

2022.05.11
ニュースUnity
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この記事の3行まとめ

  • Unityが『Unity 2022.1 TECH ストリーム』を公開
  • 「Visual Search Queries」などの最新技術が使用可能
  • 開発中の機能も含まれるため、実制作ではUnity LTS版を推奨

2022年5月11日、Unityが『Unity 2022.1 TECH ストリーム』を新たに公開したことを発表しました。

TECH ストリームUnityの提案するリリースプランの1つで、現時点での最新機能を実際に使用できることが特徴です。2022年内にUnity 2022.2 TECH ストリームの公開も予定されており、各フォーラムから投稿可能となるユーザーフィードバックを受けて開発を行っていくとのこと。2023年にはこれらのフィードバックを踏まえたUnity 2022 LTSLong Term Support)(※)が提供される予定です。

※ Unityが提供するリリースプランの1つ。リリース後2年間のサポートが保証され、機能も十分に検証されているため、安定した環境でのゲーム開発が可能になる。最新版となるUnity 2021 LTSは、2022年4月より開始されている。

Unityのリリースカレンダー

本記事では、Unity 2022.1 TECH ストリームの公開に伴い、従来のバージョンから変更された点をいくつか紹介します。

プレイモードへの移行やファイルのインポート、物理演算の速度が改善されました。また、新しく追加された「Visual Search Queries」によって素早く必要な要素を見つけられるようになり、イテレーションを以前よりも早く回すことができるようになりました。

「Spline authoring framework」の追加により、エンジン内でスプラインを作成・操作が可能になります。ビルトインのスプラインツールは長年待ち望まれていた機能でもあり、標準的な操作やショートカットで接線の編集に没頭できるとのこと。

マテリアルのワークフローも大きく進化しています。Unity 2022.1 betaから登場した「Material Variants」はマテリアルを再利用する際の反復作業やオーサリングミスを減らすための統合された環境。HDRPとURPの両方で利用でき、親マテリアルと子マテリアルが共通のプロパティを共有し、異なるプロパティのみオーバーライドすることも可能です。

Frame Timing Manager」では、各フレームでのパフォーマンスに関する情報をこれまで以上に詳細に取得できるようになりました。エディタ内とゲームプレイ内の両方で利用できるレンダリングデバッガーが追加されたことで、プロジェクトのパフォーマンスのボトルネックを簡単に特定することができるようになります。

さらに詳細な情報は、リリースノートから確認できます。

『Unity 2022.1 TECH ストリーム』 公開発表記事『Unity 2022.1 TECH ストリーム』 リリースノート

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