『真・女神転生Ⅴ』でUE4とSpriteStudioを組み合わせ、新たなUIデザインワークフローを実現

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2022.04.18
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この記事の3行まとめ

  • OPTPiXによる『真・女神転生Ⅴ』のプログラマーへのインタビューが公開。
  • UE4OPTPiX SpriteStudioを組み合わせてUIデザイン
  • SpriteStudioによってプログラマーとデザイナーの分業が可能に

女神転生シリーズとして約5年ぶりの新作となる真・女神転生ⅤではUnreal Engine 4(以下UE4)での開発が採用され話題となっています。

また、UI開発に置いてはOPTPiX SpriteStudio(以下SpriteStudio)が採用されています。これについてOPTPiXが『真・女神転生Ⅴ』のリードプログラマー小山田氏とプログラマー大橋氏に対してインタビューを行い、同社ブログでその様子を公開しました。

記事によると真・女神転生ⅤではUE4の標準UIツールであるUnreal Motion Graphics(以下UMG)と合わせてSpriteStudioを活用し、本作の象徴的なデザインである波紋のアニメーションなどさまざまな場面でのアニメーションを実現しているとのことです。

メッセージウィンドウなどに表示される”波紋”エフェクト

戦闘シーンなどにも”波紋”エフェクトが使用されている

また、以前のワークフローでは、マスクやエフェクトを駆使した高度なアニメーションにおいて、デザイナーがイメージしたものをプログラマーがビルドするまで見た目の確認ができない問題があったが、SpriteStudioを使うことで確認までの工程をデザイナー自身が行えるようになり、作業コストを大幅に減らすことに成功したとのことです。

小山田氏は、SpriteStudioでこのような分業ができるようになることは、デザイナーとプログラマー双方にとってメリットがあると語っています。真・女神転生Ⅴを開発するにあたって行ったツールの細かなカスタマイズはGitHubの”SS6Player for Unreal Engine”に反映されています。

インタビュー記事はこちら

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