プロシージャルベースの効果音作成ツール『GameSynth』最新版がリリースー1,000以上の高品質サウンドモデルの追加や聴覚的特徴に基づくリポジトリマップが登場

2022.03.30
ニュースツール紹介サウンド
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この記事の3行まとめ

  • 効果音作成ツールGameSynthの最新版リリース
  • 新モジュール追加やUIの改良、ランダムパッチ制作機能のアルゴリズム改善など複数機能がアップデート
  • 2022年4月30日(土)まで30%OFFセールを開催

2022年3月29日、GameSynth最新版2022がリリースされました。

GameSynthはプロシージャルサウンド合成技術(※)が特徴のサウンドデザインツールで、効果音を作成する際に使用されます。

(※)プロシージャルサウンド合成技術
録音データをそのまま再生するのではなく、ゲーム内などの状況に合わせ、録音データをリアルタイムに編集して音を再生する技術のこと

新モジュールの追加

HornやParametricといった発音系、ProfilerやWaveFolderなどのエフェクト系、Drifterなどのコントロール系など が加わり、トータルで130以上のモジュールが利用可能になりました。また、既存のモジュールもアップデートが行われています。

各種制作ツールとの連携強化

バージョン2022では、ツール連携としてAudacityGameMaker Studioが新たにサポートされ、バリエーションを量産した効果音を一括してエクスポートできるようになります。

また、Live2DGameMaker Studioのアニメーションカーブの読み取りもサポート。アニメーションカーブの変更があった場合も問題なく対応可能で、素早く「絵の動きにシンクロする音を作り出す」ことができます。

聴覚的特徴に基づくリポジトリマップ

リポジトリ内の全効果音パッチをマップで表示しつつ、似たような音同士は隣接させるというスマートマップ機能が搭載されます。聴感上似たサウンドが近くに表示されることにより、さらなるサウンド制作の効率化を図ります。

Tsugi公式ストアでは、4月30日(土)まで2022バージョンリリースセールが行われています。

アップデート情報の詳細はこちらGameSynth 公式サイト

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