この記事の3行まとめ
- サイバーエージェントのコア技術本部チーム、Unityでゲーム画面を録画できるライブラリを公開
- エディタ上だけでなく実機でも録画可能。指定したフレーム数を上限に録画を続け、上限を超えると古いデータが削除される
- MITライセンスのもと、オープンソースとして提供されている
サイバーエージェント ゲーム・エンターテイメント事業部 コア技術本部は2025年5月20日(火)、Unity用のゲーム画面録画ライブラリ「Instant Replay for Unity」を公開したことを、技術ブログ「CORETECH ENGINEER BLOG」にて発表しました。
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開発中のゲームで、
バグが起きたときに直前の操作を
思い出せないことはありませんか?
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Unity で直近 N 秒のプレイ動画をいつでも保存できるライブラリを公開しましたhttps://t.co/TEkX8Rlv7X…— サイバーエージェント 技術広報(ゲーム・エンタメ) (@ca_ge_tech) May 20, 2025
「Instant Replay for Unity(以下、Instant Replay)」は、実行中のゲーム画面を常時録画し、任意のタイミングで動画として出力できるUnity用ライブラリ。
保存するフレーム数の上限をあらかじめ指定し、上限を超えた録画データは古い順に削除されます。どのタイミングでゲーム画面を止めても、常に指定した秒数までさかのぼり録画データが保存される仕組みとなっています。
MITライセンスのもとオープンソースとして提供中。ソースコードは同社のGitHubにて公開されています。
なお、Unity公式の録画ライブラリ「Unity Recorder」との違いとして、同ライブラリはエディター上だけでなく実機でも録画が可能であることを特徴としています。対応プラットフォームは、iOS/Android/macOS/Windowsです。
ライブラリ内で提供されているサンプルシーンに「ユニティちゃん」のアセットデータを適用した様子。録画機能は「Save」ボタンを操作することで呼び出される
実際に録画された映像。オブジェクトの動作や、UIを操作する様子が映像に残されている
本ライブラリは、Package ManagerでGitHubリポジトリのURLを指定することで導入可能。導入の際はGitのインストールが必要であるほか、プロジェクトマニフェストのscopedRegistriesにUnityNuGetを追加する必要があります。
詳細はGitHubリポジトリやブログ記事をご確認ください。
「Instant Replay for Unity」GitHubリポジトリ「Unity で直近 N 秒のプレイ動画をいつでも保存できるライブラリを公開しました」CORETECH ENGINEER BLOG