この記事の3行まとめ
- Unity Technologies、モバイルゲーム市場における動向の分析と予想を語った2つの記事を公開
- 『業界の視点』では、「2025年は、ロングセラータイトルなどによる安定した成長が続くだろう」といった分析が寄稿された
- 『Unityの視点』では、広告市場の分析や、アジア・太平洋地域のモバイルゲーム市場の成長などについて語られている
Unity Technologiesは、2024年のモバイルゲーム市場において成長を遂げたジャンルや、マーケティングと売上に関する事例、2025年における業界の成長予想などについて語った記事を、同社の公式サイトにて公開しています。
ゲーム開発会社の広報担当者らが寄稿した『2025 モバイルゲームの動向:業界の視点』と、Unityの技術者による見解が述べられた『2025 モバイルゲームの動向:Unityの視点』の2本の記事が公開されています。
(画像はUnity公式サイトより引用)
『2025 モバイルゲームの動向:業界の視点』では、モバイルゲーム・アプリの市場分析やデータの提供などを行う「Sensor Tower」のChirag Ambwani氏のほか、ゲーム開発会社のマーケティング担当者など6名が寄稿。
Chirag Ambwani氏によると、2024年のApp Store・Google Playにおける消費者収益は800億米ドルに達し、前年と比較して4%の成長を記録したといいます。
また同氏は、2024年は既に軌道に乗ったIP・タイトルの安定した成長に注力する傾向が見られたと指摘。2025年もその傾向が続くだろうと述べています。
そのほか、同氏は、2024年に大きな成長を遂げたゲームジャンルとして「カジュアルゲーム」「カジノ」「ストラテジー」の3種類を挙げた上で、カジュアルゲーム全体の収益のうち62%を上位5社が占め、カジノゲームにおいては全体収益の72%を上位5社が占めていることなどを語っています。
記事中ではほかにも、IPとのコラボによりユーザーの流入率や定着率が向上したタイトルの事例や、ゲームデザインの洗練やA/Bテストの強化などにAIを活用した事例などが紹介されています。
(画像はブログ記事より引用)
『2025 モバイルゲームの動向:Unityの視点』では、Unity Technologiesにおける広告・収益に関する担当者など7名が寄稿。
2024年ではモバイルゲームにおいてリワード広告(ユーザーに動画を視聴させる形式の広告)の利用が拡大したと述べられており、2025年はゲーム分野以外でもリワード広告が広く用いられるようになると見解が語られています。
また、アプリ配信においてサブスクリプションを用いた収益体制の採用が増加することや、APAC(アジア太平洋地域)におけるモバイルゲーム市場の影響力が拡大するといった予測などが述べられています。
(画像はブログ記事より引用)
詳細はUnity Technologies公式サイトのブログ記事をご確認ください。
「2025 モバイルゲームの動向:業界の視点」Unity Technologies公式サイト「2025 モバイルゲームの動向:Unityの視点」Unity Technologies公式サイト