対人ゲームのレベルデザインで最初にはじめるべきことは?トイロジック、『FOAMSTARS』のステージ作成事例をブログ記事で紹介

2024.07.09
ニュースレベルデザイン
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この記事の3行まとめ

  • トイロジック、「PvPのレベルデザインは何から手をつけたらいい?『FOAMSTARS』の事例」と題した記事を公開
  • PvPにおけるレベルデザインの経験がない人に向けて、はじめに何から考えるべきか解説している
  • 『FOAMSTARS』では、ゲーム中にどのような「駆け引き」が生み出されるか考察し、それをプレイヤーが体験できるようにレベルデザインが行われている

トイロジックは2024年7月8日(月)、「PvPのレベルデザインは何から手をつけたらいい?『FOAMSTARS』の事例」と題した記事を、同社の技術ブログ「トイログ」にて公開しました。

同記事では、「アワ」を駆使して戦う4人対4人のTPS『FOAMSTARS』の開発事例をもとに、PvPにおけるレベルデザインの考え方について解説しています。

記事中では、PvPのレベルデザインを行った経験がなく、何からはじめるべきかわからない人に向けた、レベルデザインにとりかかるための糸口となる考え方が語られています。

PvPにおけるレベルデザインで重要な点は、ゲームの戦闘システムなどから生み出される「駆け引き」をプレイヤーが十分に体験できることだと述べています。

開発事例として紹介されている『FOAMSTARS』は、弾速の遅い「アワ」で戦うTPSです。

『FOAMSTARS』リリーストレーラー

『FOAMSTARS』の開発においては、同作品の特徴と既存作品との違いをテストプレイにより見つけ出し、それらの特徴からどのような「駆け引き」を生み出せるか考察したといいます。

記事中では、『FOAMSTARS』が持つ特徴のうち「弾速が遅いから当てにくい」を例に挙げ、実際にゲーム内に登場するステージ「Aqua Blast Adventures」を作成するまでの過程を紹介しています。

『FOAMSTARS』に登場するステージ「Aqua Blast Adventures」(画像はトイログより引用)

また、トイログでは、『FOAMSTARS』における「アワ」を用いた戦闘システムが完成するまでの流れを紹介するブログ記事も公開されています。

今回取り上げた記事の詳細はトイログのブログ記事をご確認ください。

「PvPのレベルデザインは何から手をつけたらいい?『FOAMSTARS』の事例」トイログ

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