この記事の3行まとめ
おかず氏は2024年5月2日(木)、Unreal Engine 5.4(以降、Unreal EngineはUEと表記)において各Actor・PrimitiveComponentのプロパティが満たしている特定の条件を可視化する「Custom Actor Coloration プラグイン」を公開しました。
突然ですが、Custom Actor Colorationプラグインをリリースしました!https://t.co/SNL2fBJEKy
UE5.4にて改良された機能を用いて、各Actor・PrimitiveComponentが特定の条件を満たすか否かを『見える化』するプラグインです! デモ動画などはつつきで #UE5 #UE5Study ( 1/n) https://t.co/Lpl58smMsS pic.twitter.com/DOND9TPyZN
— おかず (@pafuhana1213) May 2, 2024
「Custom Actor Coloration」は、Actor・PrimitiveComponentのプロパティが特定の条件を満たしているかを視認可能にするプラグインです。
NaniteやCast Shadowの有効・無効といった、プロパティの設定状況を色分けして、視覚的に判別できます。
本プラグインは、UE3より搭載されている機能「Actor Coloration」を活用しています。
UE3の時点では、「Actor Coloration」の使用にはC++が必要でしたが、UE5.4でアップデートが行われたことで、EditorSettings系のiniファイルに設定を追記すれば自動的にエディタのUIに反映されるようになりました。
また、UE3の時点では、高度な条件設定を施すにはエンジンの改造が必要でしたが、アップデートにより、エンジンの改造をしなくてもC++の簡易なコーディングで実装可能になりました。ただし、この場合も画面上に何も描画しないActor / Scene Componentを直接チェックすることはできません。
なお、UEの勉強会「Unreal Engine Meetup Connect – Vol.2 – UETipsLT編」において、Actor Colorationおよび本プラグインについて解説する講演を行っています。
同イベントの配信アーカイブはYouTubeで視聴可能です。また、講演で使用されたスライド資料がドクセル上に公開されています。
「Custom Actor Coloration プラグイン」の詳細はGitHubリポジトリをご確認ください。
「CustomActorColoration プラグイン」GitHubおかず氏 Xアカウント